台北旅行を計画しているあなたは「気温ってどれくらいなのかな」と気になっているのではないでしょうか。
台北の気温・気候の特徴を知っておけば、余分な荷物を減らすことができ、服装選びに迷うこともありません。
この記事では、台北の気温や気候について詳しく紹介していきます。他にも、降水量やベストシーズンなども紹介するので、是非参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/建物-台湾-台北-101-市-1846728/)
台北の気候
台湾北部に位置する台北は、「亜熱帯気候」に属しており、熱帯地域のように蒸し暑い夏と比較的温和な冬が特徴です。(ケッペンの気候区分では温暖温潤気候。)
日本ほどはっきりとした気温差がありませんが、台北にも四季があります。
- 春:3〜5月
- 夏:6〜8月
- 秋:9〜11月
- 冬:12〜2月
各季節の時期は日本と似ていますが、台北の方が気温が高く、降水量が多い傾向にあります。気温や降水量の詳細は、次の章から解説していきます。
台北の気温
月 | 台北の平均気温(℃) | 東京の平均気温(℃) |
1月 | 16.3 | 5.6 |
2月 | 16.5 | 7.2 |
3月 | 18.3 | 10.6 |
4月 | 22.0 | 13.6 |
5月 | 25.3 | 20.0 |
6月 | 27.8 | 21.8 |
7月 | 29.7 | 24.1 |
8月 | 29.2 | 28.4 |
9月 | 27.5 | 25.1 |
10月 | 24.5 | 19.4 |
11月 | 21.5 | 13.1 |
12月 | 18.0 | 8.5 |
上記の表は、台北の平均気温(平年値)と東京の平均気温(2019年の月平均値)を比較したものです。表から見ても分かるように、日本よりも台北の方が1年を通して気温が高くなります。
最も気温が高くなるのは7・8月頃であり、最高気温が35℃近くまで上昇する時もあります。
また、冬にあたる12〜2月頃は比較的温和となりますが、 10℃辺りまで冷え込むことがあるので注意が必要です。
台北の降水量
月 | 台北の降水量(mm) | 東京の降水量(mm) |
1月 | 103.5 | 16.0 |
2月 | 180.0 | 42.0 |
3月 | 189.5 | 117.5 |
4月 | 198.3 | 90.5 |
5月 | 233.9 | 120.5 |
6月 | 322.6 | 225.0 |
7月 | 251.1 | 193.0 |
8月 | 349.1 | 110.0 |
9月 | 372.4 | 197.0 |
10月 | 163.6 | 529.5 |
11月 | 98.0 | 156.5 |
12月 | 72.0 | 76.5 |
上記の表は、台湾の降水量(平年値)と東京の降水量(2019年の月合計値)を比較したものです。データを見る限りでは、1年を通して台北の方が降水量が多い傾向にあります。
台北の「梅雨」は5〜6月頃と言われており、この時期は雨の降る日が多くなります。また、7〜10月頃は「台風」が発生しやすい時期なので、急な大雨には注意が必要です。
台北の春(3〜5月):気温と服装
3月頃は肌寒さを感じる日も多く、最低気温は約13℃ほどとなります。日中は20℃近くまで上昇するので、スプリングコートのような脱ぎ着しやすいアウターがあると便利です。
4・5月頃になれば25℃を超える日も多くなり、最低気温も20℃辺りまで上昇します。初夏のような気温となるので、日中は半袖で過ごせる日も多いです。
屋内では冷房が効いている所もあり、日によっては涼しく感じる時もあるので、長袖やカーディガンのような羽織るものを用意しておくと良いでしょう。
5月からは梅雨の時期に入るので、観光する際は雨具を携行しておきましょう。
台北の夏(6〜8月):気温と服装
6〜8月頃は台北が最も暑くなる時期であり、最高気温が約32℃・最低気温が約25℃となります。
真夏日になる日が多いので、基本的にTシャツ・ショートパンツなど夏の装いで過ごすのがおすすめです。
ただし、屋内は冷房が効いている所が多いので、薄手のジャケットやカーディガンを用意しておくとより安心です。また、急な大雨が発生することもあるので、観光時には雨具を携行しておきましょう。
サングラス・日焼け止めクリームなどによる「紫外線対策」、こまめな休憩・水分補給による「熱中症対策」も忘れずに行いましょう。
台北の秋(9〜11月):気温と服装
秋と言っても日本のように涼しくはなく、9月頃は最高気温が約30℃・最低気温が20℃以上と残暑が続きます。
10・11月は最高気温が25℃前後・最低気温が20℃辺りなので、春の時期と似たような気温となります。
9月は夏服に薄手のアウター、10・11月は半袖または長袖にカーディガンのような羽織るものを用意しておくと良いでしょう。
10月を過ぎれば台風が来なくなり、雨が降る日も少なくなるので、比較的観光しやすい天候・気温が続きます。
台北の冬(12〜2月):気温と服装
台北の冬は温和であり、最高気温が約19℃・最低気温が約13℃となります。日本よりも暖かいですが、寒波の影響や急な冷え込みにより、寒さを感じる日も多々あります。
日中はセーターやニットなどで過ごせる時もありますが、体感的に気温よりも寒く感じることがあるので、厚手のコートやジャケットも用意しておくと良いでしょう。
また、天候が安定しない日が多いので、観光中のにわか雨にも注意が必要です。
台北のベストシーズン
気候・気温を考慮した場合、「3〜5月」と「10〜11月」がベストシーズンとなります。
3月頃は少し気温が低いですが、4〜5月・10〜11月は最高気温が約25℃・最低気温が約20℃ほどであり、1年の中でも最も過ごしやすい気温となります。
中でも、降水量が比較的少ない10〜11月頃は特におすすめです。「旅費を抑えたい」という方は、少し気温が高くなりますが、オフシーズンである6月頃もおすすめです。(6月は梅雨の状況を要確認)
雨の日の観光スポット
台北は降水量が比較的多く、時には「大雨」や「にわか雨」が発生することもあります。そんな中でも観光を楽しめる台北のおすすめスポットを紹介します。
- 台北駅地下街
- 台北101
- 士林夜市
上記のスポットでは主に「ショッピング」や「食事」を楽しむことができ、地下鉄など交通機関も通っているのでアクセスも抜群です。
「台北駅地下街」には様々なマッサージ店があり、観光の疲れを癒すことができます。他にも、アニメ・ゲーム関連の店やメイド喫茶などもあるので、サブカルチャー好きな方にもおすすめのスポットです。
また、「台北101」ではお洒落な空間・海外ブランド、「士林夜市」では台北の情緒ある風景・B級グルメを楽しむことができます。
雨が降った時のために、これらの観光地の場所や最寄りの駅を予め確認し、いざという時のために準備をしておきましょう。
台北の気温まとめ
今回は、台北の気温・気候について紹介しました。日本ほどはっきりとした四季ではありませんが、時期によって気温・気候が異なるので、季節に合った服装が必要となります。
台北は1年中温暖なので、どの時期でも観光を楽しめますが、特に気温・気候が安定している「3〜5月」「10〜11月」の観光がおすすめです。
また、5〜6月頃は「梅雨」、7〜10月頃は「台風」が発生しやすくなるので気象情報の確認も忘れないようにしましょう。