「フランス観光を初めてするけど、日数ってどれくらい必要なの?」と疑問に思いますよね。初めにズバリ言ってしまうとおすすめは10日です。
フランスと言えばパリをイメージする人が多いと思いますが、パリだけではなく南フランスなど他にも魅力的な観光地は多数存在します。
南フランスなどパリから他の都市に移動することを考えると10日の日程を確保したいところです。しかし、そんな長期間休みが取れない方も多いと思います。
そこで今回は、観光日数別にどれくらいフランスを観光することが出来るのか紹介していこうと思います。
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フランス観光に必要な日数は?最低でも3泊5日以上が必要!
フランスを観光する際、最低でも3泊5日は必要です。ほとんどの方にとってパリは欠かせない観光スポットだと思いますが、パリだけでも魅力的な観光地が非常に多くあるため日数を要します。
また、日本から直行便で行く場合、パリが発着地です。パリまでの直行便の到着時間は夕方以降であるので到着初日はあまり観光できないと考えておいた方がいいでしょう。
パリを3泊5日で観光する際のモデルコースを簡単にご紹介します。
- 17:00 パリ到着
- 19:00 ディナーへ
- 10:00 エッフェル塔へ
- 11:30 凱旋門へ
- 13:00 シャンゼリゼ通りを散策
- 15:00 セーヌ川クルーズへ
- 16:00 オルセー美術館へ
- 10:00 ルーブル美術館へ
- 16:00 ノートルダム大聖堂へ
- 12:00 帰国
3泊5日ですとパリを観光するので手いっぱいになってしまいます。フランスはパリのみならず多くの魅力的な観光地が存在します。せっかくの旅行ですのでので、もっとフランスを堪能してみてはいかがですか。
フランス観光に必要な日数は?4泊6日ならヴェルサイユ宮殿へ
4泊6日の日程が取れるのであれば、パリ郊外まで足を運びましょう。その際におすすめなのが、ヴェルサイユ宮殿です。
「ベルサイユの宮殿」は、「朕は国家なり」と称したルイ14世によって建てられた絶対王政を象徴する宮殿であり、世界で最も華麗な宮殿といわれる世界遺産です。
当時の最高の職人たちを招いて完成した宮殿とフランス式庭園は、それぞれの作者の最高傑作と言われる程高い芸術性を持ち、昔から多くの人を魅了し続けています。
パリからヴェルサイユ宮殿へはバスか電車を使って約1時間程度で行くことが出来ます。半日でも観光可能ですが、宮殿は広大で魅力的なスポットが多くあるため、一日かけてゆっくり観光しましょう。
フランス観光に必要な日数は?1週間ならモンサンミッシェルへ
4泊6日では、パリの観光地を周るのに手いっぱいで他の都市まで移動することは難しいでしょう。しかし、1週間観光日数があればパリの他の都市まで観光することが出来ます。
1週間観光することが出来るなら是非ともお勧めしたいのが、モンサンミッシェルの観光です。モンサンミッシェルはフランスが誇る世界的大人気観光地です。
モンサンミッシェルはパリから電車とバスで4時間程で、1泊2日でも十分観光することができます。朝焼けや夕焼け、お昼、夜のライトアップで様々な顔をしたモンサンミッシェルを見ることが出来ます。
フランス観光に必要な日数は?10日以上で南部フランスへ
筆者のおすすめするフランスの観光日数はこの10日です。「10日くらい休みを取ることが出来る!」という方はぜひ南フランスへ足を運びましょう。
年間を通して温暖な気候であり、地中海や素朴な田舎地域などパリとは異なる景観や文化を感じ取ることができます。
またフランスは美食の国としても知られています。パリを中心とした北部の料理と、南部の地中海料理を共に堪能し、それぞれの違いを舌で感じるのも素敵ですね。
次からは魅力あふれる南フランスの魅力的な都市を4つ紹介します。
南部フランス観光:おすすめ①カンヌ
カンヌは毎年5月に開催される世界的映画祭、カンヌ映画祭が有名ですよね。カンヌ映画祭が行われる会場の階段にはレッドカーペットがひかれており、スター気分で記念撮影を行うことが出来ます。
カンヌはセレブが集まる街としても有名です。会場から海沿いの散歩道を歩くと、高級ホテルや高級ブランド店が立ち並び、高級感あふれるカンヌを感じることが出来ます。【カンヌの参考観光日数は1~2日です】
南部フランス観光:おすすめ②ニース
ニースはコート・ダジュールと呼ばれる地中海地域の中心的都市として世界的に非常に人気な観光地です。
中でもイギリスの富裕層が訪れた「イギリス人の遊歩道」という意味の観光スポット「プロムナード・デ・ザングレ」は非常に人気です。
プロムナード・デ・ザングレには、高級ホテル、カジノ、レストランが立ち並ぶと同時に美しいコバルトブルーの海岸線が広がり贅沢な気分を味わうことが出来ます。【ニースの参考観光日数は2~3日です】
南部フランス観光:おすすめ③マルセイユ
フランス南部のマルセイユは、地中海に面したフランス最大の港湾都市で、その歴史は紀元前600年にまで及びます。天然の良港として古くから貿易で発展し、現在でも商業都市として活気が溢れています。
港にはヨットが綺麗に並んでおり、気持ちよく散歩することが出来ます。港周辺には新鮮な魚介類を活かしたレストランが多く立ち並び、美食に触れることも出来ます。【マルセイユの参考観光日数は2~3日です】
南部フランス観光:おすすめ④リヨン
リヨンはフランス第2の都市であり、美食の街として知られています。美しい街並みや魅力的な品の揃う非常に魅力的な観光地となっています。
リヨンで最もおすすめな人気スポットは旧市街ヴューリヨンです。世界遺産の歴史地区であり、古い建物が並ぶ通りには非常に沢山の雑貨や特産品などが売られていて、景観や買い物、街歩きを楽しむことが出来ます。
ケーブルカーを使って旧市街西に位置するフルヴィエールの丘に行くことができ、リヨンの街を一望することが出来るため、人気の観光スポットとなっております。【リヨンの参考観光日数は2~3日です】
フランス観光に必要な日数は?移動手段把握で効率的に観光
観光の日数を考えるときに重要になるのが移動手段をどう効率的に利用するかです。今回はパリから南フランスへはどの交通機関を使って移動するのがいいのか説明します。
選択肢として考えられるのは、飛行機、鉄道(TGV)、バスです。それぞれについて所要時間や目安料金を説明していきます。
飛行機
フランスではLCCが非常に発達しており、格安で移動することが可能です。スカイスキャナーを利用してパリからニースへ移動した場合、往復6,601円です。片道約3,000円と考えると、とても安いですね!
しかし、LCCですので航空券に預け入れ荷物の料金は含まれておらず、荷物を預ける場合は別途料金がかかってしまうので注意が必要です。
所要時間は1時間半程で、国内線のため離陸時間の1時間~1時間半前までに空港に到着しているようにしましょう。
パリからですと、ニースの他にマルセイユ、リヨン、ストラスブール、ボルドーなどの観光地に飛行機で移動することが出来、どこも飛行時間は2時間以内です。
鉄道(TGV)
フランスが誇る高速鉄道TGVならパリからニースまで5~6時間で移動することが出来ます。通常料金は2等車で片道12,000円~となっており、キャンペーンにより8,000円くらいまで落ちることがあります。
飛行機より時間と料金はかりますが、町の中心地に乗り入れることができるということはメリットです。
カンヌ、ニース、マルセイユ、リヨンの全て、TGVを利用して移動することが出来ます。
バス
バスを利用して移動することも可能です。しかし、バスを利用する場合、10時間以上かかってしまうのであまりおすすめしません。せっかくの旅行ですので、時間を意識して効率的に移動するようにしましょう。
フランス観光に必要な日数は?まとめ
以上、観光日数別にフランスの訪れることが出来る都市、観光スポットを紹介しました。
フランスにはパリを始めとして非常に魅力的な観光スポットが多く存在します。フランスを観光する際には最低でも3泊5日の日数を確保するようにしましょう。
おすすめは10日です。パリをじっくりと味わったうえで、南フランスに足を運ぶことをおすすめします。同じフランス国内であっても気候や文化、景観の違いを感じることが出来ますよ。
今回の記事が皆さんのフランス観光の参考になっていれば、私自身非常に嬉しく思います。是非、素敵な旅行を送って下さい!