乗り物酔いをしやすい人にとって、飛行機の長時間フライトは辛いですよね。乗り物酔いをしたら途中で降りられるバスなどとは違い、飛行機は目的地に着くまで降りることができません。
そのため飛行機に乗ること事態、諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか。
そんな乗り物酔いが不安なあなたのために、当記事では飛行機で乗り物酔いをしないための対策を8つ、乗り物酔いになってしまったときの対処法を3つ紹介しますので、参考にしてくださいね。
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飛行機で乗り物酔いをしないためには座席選びも大切
乗り物酔いをしてしまう原因の中には、乗り物の揺れがあります。そのため、揺れが少ない座席を選ぶことが大切です。
飛行機内は主翼がある真ん中より少し前あたりが、1番揺れが少ないです。次に揺れが少ないのは前方部分であり、後方部分が1番揺れが大きいですよ。
そのため、座席指定が出来る飛行機の場合は真ん中より少し前あたりを予約しておくと良いでしょう。
ちなみに、飛行機は小型機よりも大型機の方が揺れが少ないです。時間帯により飛行機の機種が違うようなら、大型機で運行している便を利用しましょう。
乗り物酔い予防は搭乗する前日に良質な睡眠をとること
乗り物酔いが心配な方は、搭乗する前日に良質な睡眠をとるようにしましょう。
睡眠不足では、気圧の変化や機内の揺れのダメージを受けやすく乗り物酔いになりやすくなってしまいますよ。しっかりと睡眠をとってから、飛行機に搭乗してくださいね。
- 就寝の2~3時間前までに食事を済ませる
- アルコールを控える
- 就寝する1時間前はパソコン・スマホ・テレビを見ない
- 就寝する前にストレッチをする
- 部屋を暗くして就寝する
飛行機に搭乗する前に酔い止め薬を飲んでおく
乗り物酔いをしやすい人や不安がある人は、搭乗前に酔い止めの薬を飲んでおきましょう。搭乗の1時間から30分前にあらかじめ服用しておくと安心ですよ。
また、乗り物酔いをしてしまう原因として、心理的な不安から起こることもあります。そのため、「薬を飲んだから大丈夫」と思えるように、事前に酔い止めの薬を飲んでおくことも効果的ですよ。
心理的な不安を取り除くためにも、乗り物酔いの不安がある方は、事前に酔い止めの薬を飲んでおきましょう!
乗り物酔い予防!携帯の操作や読書は控える
下を向きながら作業などをすると、乗り物酔いになりやすくなります。
下を向いての作業で酔いやすい理由は耳の奥で揺れを感知しているのに、目線は揺れていないことにより脳がうまく処理できないことが原因です。
そのため下を向きながら行う、スマホの操作や読書などは控えるようにしましょう。
しかしスマホや読書を控えると暇つぶしが出来なくなるという方は、備え付けのモニターで映画をみたり眠ったりすると良いでしょう。
好きな音楽を聴いて気分をリフレッシュ
先ほど、乗り物酔いの原因の1つに心理的な不安があると述べました。そのため心理的な不安を感じないように、他のことをして気分を紛らわすことも大切です。
スマホの操作や読書は下を向いての作業になってしまい酔いやすくなってしまうので、音楽などを聴くのがおすすめですよ。
好きな音楽を聴いて、乗り物酔いのことなんて忘れてしまいましょう!
乗り物酔い予防!飛行機内で空腹・満腹にならない
乗り物酔いの予防策として、飛行機内で空腹・満腹にならないことも大切です。空腹時は乗り物酔いを引き起こしやすい状態であり、満腹時は気分が悪くなったり吐き気も催しやすくなります。
解決策としては長時間のフライトなら小腹が空いたとき用にお菓子などを持って行く、食事は腹八分目に抑えておくことです。
空腹でも満腹でも乗り物酔いになりやすいので、気を付けてくださいね。
乗り物酔い予防!飛行機内ではアルコールを飲まない
飛行機の中で体調を崩したくないという方は、アルコールを摂取するのは控えましょう。
飛行機が飛んでいる上空は気圧が低いため、アルコールの分解が遅くなってしまいます。そのため、地上の3倍も酔いやすくなるのでアルコール飲料は飲まないことが大切です。
どうしても飲みたいという方はいつものペースで飲まないこと、普段の3分の1の量に抑えるようにしてくださいね。
飛行機内ではゆったりした服を着よう
体の圧迫感はストレスにつながり、乗り物酔いを助長します。そのため窮屈なスキニーやお腹周りに圧迫感を与える服は避け、ゆったりとした着心地の良い服装を選ぶようにしましょう。
また、温度の調節が出来るよう重ね着をするのも大切です。暖房が効きすぎて暑いと、吐き気を催したりめまいが起こったりしますよね。
そうならないように重ね着をして暑ければ服を脱ぎ、寒ければ服を着るなど温度を調節しましょう。
飛行機で乗り物酔いをしてしまった時の対処法
乗り物酔いの対策をしても、酔ってしまうことはありますよね。乗り物酔いをしたかも、と思ったときに素早く対処することで症状の進行を食い止めることもできます。
そのため、乗り物酔いをしてしまったときの対処法も3つ紹介しますね。
- 姿勢を変えてみる
- ツボを押す
- 氷を口に含む
それぞれの対処法を詳しく説明していきますので、酔ったかもと感じたら行ってみてください。
姿勢を変えてみる
楽な姿勢をとることで、体にかかるストレスを軽減し乗り物酔いが和らぐ可能性があります。後ろの様子を確認し、座席を倒せるようなら倒してゆっくりと休みましょう。
体を前かがみにすると胃が圧迫されてしまうので、さらに不快感が増してしまいますので注意してくださいね。
ツボを押す
乗り物酔いをしたかもと感じたら、手にあるツボを押すことも効果的です。
手首内側の付け根部分から、指2・3本分の距離にある凹んだところに「内関」というツボがあります。内関は胃の不快感を和らげて平衡感覚を保つ効果があるので、乗り物酔いのときはツボを押しましょう。
搭乗前にあらかじめツボを押すことで、予防効果も期待できます。
氷を口に含む
乗り物酔いをしたときは、氷を口に含むのも効果的です。氷を含むことで、自律神経を整えることが出来ますよ。
乗り物酔いをしたかも、と思ったときはCAさんに声をかけて氷を貰うようにしましょう。
ちなみに、氷をかみ砕いてしまうと効果が薄れてしまうので、飴のように少しずつ溶かしていってくださいね。
まとめ
飛行機で乗り物酔いをしないための予防法と対処法について説明しました。
- 座席は真ん中より少し前を利用する
- 搭乗の前日は良質な睡眠をとる
- 搭乗の1時間前に酔い止めの薬をのむ
- 下を向きながらの作業をしない
- 好きな音楽を聴いてリフレッシュする
- 飛行機内で空腹・満腹にならない
- 飛行機内でアルコールを飲まない
- ゆったりとした着心地の良い服を着る
- 楽な姿勢になる
- ツボを押す
- 氷を口に含む
睡眠不足は乗り物酔いになりやすいだけでなく、お酒で酔っ払いやすくもなります。飛行機を利用する前日は良質な睡眠を取るようにしましょう。
早朝のフライトで十分な睡眠が取れないときは、空港近くのホテルで前泊するのもおすすめです。予防法を参考に、楽しい空の旅を送りましょう!