春といえば気温が暖かくなり、梅や桜が咲き始める時期ですよね。しかし、会社が忙しくて1泊2日でしか旅行に行けない方も多くいるかと思います。
当記事では忙しくて連泊が出来ない関東に住んでいる方のために、1泊2日でも楽しめて梅や桜を鑑賞出来る旅行先を10箇所紹介します。
近くの観光地や温泉なども併せて紹介しますので、ぜひ旅行に行かれてはいかがでしょうか。綺麗な花々を鑑賞できたり、さくら祭りなどを行っている地域を紹介するので満足度の高い旅になりますよ。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/日本の桜の木-花-春-壁紙-324175/
【春の1泊2日さくら旅行】青森・弘前市
青森の桜といえば、弘前城が有名です。例年、4月末から5月上旬まで「弘前さくらまつり」を開催しており、GWの前後に見ごろを迎えます。
都内に比べて開花が遅いため、花見が出来なかった人にもオススメですよ。
弘前城と共に桜を楽しめるだけでなく、お堀ではボートに乗って水上から桜を鑑賞することも出来ます。また、200店以上の露店が出ているので、食事やお酒を味わいながら楽しむのも良いですね。
弘前城がある弘前市の観光地は、青森銀行記念館や誓願寺などがあります。
青森銀行記念館は、1904年に建てられたものであり、近代建築が好きな方にはオススメです。弘前さくらまつり期間中は無料開館日となっているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
誓願寺は、弘前藩の初代藩主が母親を弔うために開かれたお寺です。山門は、装飾の工夫が優れていて貴重な建築物であることから、国指定重要文化財となっています。
門には鶴と亀の彫刻があることから、「鶴亀門」とも呼ばれています。行かれた際は、彫刻を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
【春の1泊2日さくら旅行】秋田・仙北市
秋田県の仙北(せんぼく)市にある、城下町・角館武家屋敷では武家屋敷通りや川沿いに桜が続いています。4月末から5月上旬は、角館の桜まつりを開催。
お祭り期間中は、市内の様々なところで桜とイベントを楽しめますよ。イベントでは、コンサートや即売会、ミニギャラリーなどが行われています。
最寄り駅である角館駅は、新幹線を利用すれば東京駅から3時間ほどなので昼間から花見や観光を楽しめますね。
情緒溢れる城下町を練り歩きながら、桜やイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。
仙北市の観光地は、抱返り渓谷や乳頭温泉郷などがあります。抱返り渓谷は、原生林の緑と渓流の青が美しい景勝地です。
遊歩道が整備されているので奇岩や急流、滝などを鑑賞しながらの散策が可能ですよ。
抱返り渓谷の入口には杉で囲まれた「抱返神社」もあります。荘厳な佇まいである当神社に立ち寄って、御朱印を貰えば旅の思い出が増えますね。
乳頭温泉郷は、鶴の湯・妙乃湯・黒湯温泉・蟹場温泉・孫六温泉・大釜温泉・休暇村乳頭温泉郷の7つの温泉地から成り立っています。宿泊施設も付いているので、温泉宿に泊まるのもオススメです。
「湯めぐり号」というバスが運行しているので、各温泉地へのアクセスも楽に行えますよ。バスの時刻表は、公式HPに掲載されているので気になる方はご確認ください。
【春の1泊2日さくら旅行】神奈川・小田原市
神奈川県小田原市にある小田原城では、3月下旬から4月上旬に小田原桜まつりを開催しています。
桜まつり期間中は、小田原城の天守閣や桜がライトアップされたり、かまぼこ名人による手作り実演や太鼓の演奏などイベントも楽しめますよ。
筆者が17時過ぎにお祭りに行った際は、イベントが終了し締め作業をしている屋台が多かったので、早めに行くのがオススメです。
しかし、ライトアップを楽しみたいという方は、小田原駅の駅ビルで先にご飯を買っておけば食事には困らないでしょう。
小田原城周辺の観光地は、清閑亭などがあります。清閑亭は黒田長成(くろだながしげ)氏の旧別邸であり、数寄屋造りの日本家屋となっています。
室内を見学出来るほか、喫茶で一休みすることも出来ますよ。素足では上がれないので、靴下などを履いていくか用意しておきましょう。
箱根登山鉄道で15分ほど揺られれば、箱根にも行くことが可能なので箱根で宿泊するのもオススメです。
箱根にある恩賜箱根公園は、芦ノ湖や箱根の山々を望むことが出来る公園です。施設内には桜も咲いているので、箱根の桜も楽しみたい方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
【春の1泊2日芝桜旅行】埼玉・秩父市
埼玉県秩父市の羊山公園では、4月中旬からGWまで芝桜まつりを行っています。秩父市街地を一望することが出来る羊山公園では、9種類40万株もの芝桜が一面をピンクに染め上げていますよ。
芝桜まつり期間中は特産品の販売や乗馬体験、猿回しなど様々なイベントが開催されています。
秩父の観光地は三峯神社や秩父ミューズパークなどがあります。三峯神社は1800年に建立された神社であり、日本の古代史の英雄である日本武尊が創建したと伝えられています。
見どころは権現造りの拝殿や、秩父宮家ゆかりの資料が展示されている三峯山博物館です。
秩父ミューズパークは、秩父の大自然の中にある施設であり、レストランやお花畑、アスレチックなどがあります。
小学4年生以上が対象年であるアスレチックでは、木々の合間に設置されているコースを進みながら遊ぶことが出来ます。全コース高い位置に設置されており、ドキドキ感を楽しめますよ。
【春の1泊2日さくら旅行】静岡・河津町
静岡県河津町の河津川沿いでは、約4㎞に渡って河津桜が連なっています。毎年2月上旬から3月上旬まで咲き誇る、早咲きの桜です。
開花の時期になると河津桜まつりを開催しており、ライトアップや特産品の販売が行われます。
河津町の観光地は、河津七滝やイズーがあります。河津七滝は、河津川の渓谷にある7つの滝のことであり、遊歩道が整備されているので、散策しながら7つの滝を鑑賞することが出来ますよ。
イズーは、日本最大級の爬虫類・両生類の動物園です。当施設では、爬虫類たちとの記念撮影やエサやり体験などが出来ます。また、30㎏以下のお子さんの場合は、ゾウガメに乗ることも可能です。
【春の1泊2日さくら旅行】長野・伊那市
長野県伊那市にある高遠城址公園では、4月いっぱいまでさくら祭りを行っています。園内には1,500本もの桜が植えてあり、4月上旬から中旬までが見ごろです。
お祭り期間中はイベントも行っており、獅子舞など田楽座公演を鑑賞出来ますよ。
高遠城址公園は、新宿駅近くの「バスタ新宿」から最寄り駅の飯田駅まで高速バスが出ています。バスに乗ってしまえば、寝ている間に飯田駅まで着くので移動が楽ですよ。
伊那市の観光地は、高遠閣があります。高遠閣は、1936年に観光客の休憩室として高遠城内に造られた休憩所であり、大型近代和風建築の貴重な建物として有形文化財として登録されています。
赤い屋根がよく目立っており、高遠城址公園の入口近くにあるので迷うことなく行くことが出来るでしょう。近代建築を鑑賞や休憩時に利用してみてはいかがでしょうか。
【春の1泊2日うめ旅行】三重・いなべ市
三重県いなべ市にあるいなべ市農業公園では、毎年3月上旬から下旬までいなべ梅まつりを開催しています。鈴鹿山脈を一望することが出来る当公園は、開花の時期になると梅の花の香に包まれています。
見上げながら梅を鑑賞するのも、高台から梅の花を眺めることも出来ますよ。
お祭り期間中は飲食コーナーや猿回し、大道芸のイベントが開催されるので、梅を眺めながらイベントを楽しむのも良いですね。
東京駅からは3時間20分ほど掛かるので、午前中に出発した方が良いでしょう。
いなべ市の観光地は、鳴谷山聖賽寺などがあります。千手観音を本尊に安置している禅寺であり、平安時代に開創した歴史あるお寺です。
本堂のほかに庭園や縁結び地蔵などがあるので、行かれた際は敷地内を散策すると良いでしょう。
【春の1泊2日ネモフィラ旅行】大阪・大阪市
大阪府大阪市にある大阪まいしまシーサイドパークでは、4月中旬からGWいっぱいまでネモフィラ祭りを開催しています。
ネモフィラの水色と大阪湾の青が一体となって、どこまでもネモフィラ畑が続いているかのようですね。イベント期間中は有料で、遊覧ヘリコプターやスカイトランポリン、似顔絵コーナーなどを楽しめますよ。
東京駅からは3時間ほどで、到着します。しかし、大阪は東京に次ぐ都会であり、様々な観光地を巡りたいという方は午前中に出発すると良いでしょう。
近くにはユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)があり、電車で約30分のところには海遊館もあります。
USJは約20種のアトラクションがあるテーマパークで、回るのに時間が掛かるため別日で行く方がゆっくり出来るでしょう。
海遊館は、太平洋に住む生き物たちを中心とした水族館です。日本の森やモンタレー湾など15のエリアに分かれており、様々な地域の生き物を鑑賞出来ます。
【春の1泊2日さくら旅行】徳島・勝浦郡
徳島県勝浦郡の生名ロマン街道では、毎年3月末から4月上旬まで「阿波勝浦さくら祭り」を開催しています。
お祭り期間中は釣り堀や産直市、ステージショーなどが開催されますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
生名ロマン街道沿いの川では船下りも行っているので、水面から桜を見上げればいつもと違った視点で桜を楽しめるでしょう。
東京から徳島までは飛行機で1時間20分ほどです。徳島阿波おどり空港に、電車は乗り入れていないのでレンタカーかバスでの移動になります。
勝浦郡でお花見を楽しんだあとは、隣に位置する徳島市に移動するのもオススメです。万葉集でも詠まれたことのある眉山からは、徳島市街や淡路島、紀伊半島、夜景を一望出来ますよ。
また、眉山の山頂まで登ることが出来るロープウェイ乗り場には、阿波おどりミュージアムや阿波おどりを鑑賞出来るホールもあります。
阿波おどりの公演の中には、体験コーナーもあるので飛び入り参加も可能です。ロープウェイに乗る前に、阿波おどりに関する観光地で阿波おどりについて学んでみるのも良いですね。
【春の1泊2日つつじ旅行】佐賀・武雄市
佐賀県武雄市にある御船山楽園では、4月中旬からGWいっぱいまで花まつりを開催しています。つつじや大藤、春もみじなどが園内に咲き誇っており、白い岩肌とのコントラストを楽しめますよ。
花まつり期間中のイベント情報はありませんでしたが、夜になるとライトアップされた花々を鑑賞出来ます。
午前中に出発して午後に佐賀に着いた場合でも、佐賀県武雄市にある御船山楽園ではライトアップされた花々を鑑賞出来ますので、夜からでも十分に楽しめます。
幻想的に光輝く景色を見に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
武雄市の観光地は、高野寺などがあります。1,200年前に弘法大師空海によって開かれたお寺であり、本堂や境内に植えてあるシャクナゲや小川など自然を楽しめます。
境内には20種類、1,000本のシャクナゲが植えられており、4月初旬から5月初旬までが見ごろです。
ライトアップなどの案内はなかったので、到着した当日に御船山楽園のライトアップを鑑賞して、次の日の昼間に高野寺を観光するのが個人的にはオススメです。
まとめ
春の1泊2日旅行の行先を10個紹介しました。春の時期は、梅や桜、ネモフィラなど花々が咲き誇るので、ぜひお花見に行かれてみてはいかがでしょうか。
辺り一面をピンクや水色に染めあげる花々の光景は、ついシャッターを押したくなるほど美しいですよ。
お祭り期間中の場合は、出店やイベントなどが開催されているので、花より団子という方でも楽しめますね。
また、お花見だけでは1日で用事が終わってしまうので、ぜひ当記事を参考にして観光地を回ってみてはいかがでしょうか。1泊2日しか旅行出来ない忙しいあなたでも、満足できる旅になることでしょう。