鹿児島での初詣を考えているあなたは、「どこでお参りすれば良いんだろう」と悩んでいるのではないでしょうか?
鹿児島には全国的にも有名な歴史ある神社や、ユニークなお参りを楽しめる神社など、初詣にピッタリなスポットがたくさんあります。
この記事では、数ある神社の中から特におすすめしたい5社を厳選してみたので、初詣先に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4184723?title=霧島東神社&searchId=222707018#)
鹿児島の初詣と言えば外せない人気のパワースポット:霧島神宮
最初に紹介するのは、6世紀に創建されたと言われる古社「霧島神宮」。
天上界から神様が降り立ったという「天孫降臨神話」の主役・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が祀られている有名な神社です。
御祭神である瓊瓊杵尊は、日本神話の主神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたり、皇室の祖先になったとされる神様。
建国神話の神様が祀られていることもあり、霧島神宮は南九州最大のパワースポットとしても有名なんですよ!
年始には「歳旦祭」「初日供祭」「元始祭」が行われ、初詣には約23万人の参拝者で賑わうので、時間には余裕を持って訪れるようにしてくださいね!
美しい社殿は一見の価値あり!良縁にあやかりたい方も要チェック
霧島神宮の見所は、何と言っても国の重要文化財に指定されている社殿。
鮮やかな朱色と豊かな自然のコントラストは、一見の価値がある美しい景観です。
中でも荘厳かつ豪華絢爛な「本殿」には、思わず目を奪われることでしょう。
本殿に祀られている瓊瓊杵尊は、五穀豊穣・畜産振興・国家安泰・家内安全・厄除け・富貴栄達の6つのご利益があると言われ、年間を通して多くの参拝者が訪れる人気のスポットなんですよ!
境内には瓊瓊杵尊のお后や御子孫も祀られていて、開運・子孫繁栄・家庭円満などご利益も多岐に渡ります。
また、坂本龍馬とおりょうの新婚旅行地であることから、縁結びの神社としても大人気!
良縁を求めている方は、可愛い恋みくじで運勢を占ってみたり、龍馬とおりょうが描かれた絵馬に願いを綴ったりしてみてはいかがでしょうか?
- 住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
- 電話番号:0995-57-0001
- 拝観時間:自由
- 拝観料:無料
- 公式サイト:霧島神宮
初詣に訪れたい県内屈指のパワースポット:鹿児島神宮
続いて紹介するのは、霧島神宮と同じく霧島市にある「鹿児島神宮」。
かつての西海道の一国である大隈国の一の宮で、鈴懸馬が音に合わせて足踏みをする「初午祭(鈴かけ馬踊り)」が全国的に有名な神社です。(初午祭は旧暦1月18日を過ぎた日曜日に開催)
創建は定かではありませんが、日本の初代天皇である神武天皇の御代、もしくはそれ以前から栄えたと言われる鹿児島有数の古刹として知られています。
そんな鹿児島神宮には、神武天皇の祖父にあたる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと・山幸彦)と、お后である豊玉比売命(とよたまひめのみこと)が主祭神として祀られています。
更に4柱の相殿神も祀られていることから、鹿児島屈指のパワースポットとしても有名な神社なんですよ!
鹿児島神宮は女性に嬉しいご利益と見応えのある建造物が満載!
鹿児島神宮は開運や厄除けをはじめ、安産・子授け・若返りのご利益を受けられることから女性の方に大人気!
初詣には約23万人の参拝者が訪れ、境内はより賑やかなムードに包まれます。
1月7日には鬼払い行事と翁舞の奉納、豆まき神事が行われる「追難式」が開かれるので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね!
こちらの壮麗な社殿は、有形文化財に指定されている「本殿」。鹿児島県内で最大級の広さを誇る本殿です。
1756年に島津家第25代当主・島津重豪(しまづしげひで)に再建されたもので、外観の鮮やかな漆塗りはもちろん、細やかな装飾が施されているのも見所のポイント。
「拝殿」や「勅使殿(ちょくしでん)」も有形文化財に指定されているので、お参りの後に境内を散策してみるのもおすすめですね!
鹿児島神宮では、可愛らしいデザインをしたオリジナルの御朱印帳も販売しています。
ここの御朱印はシンプルですが、注目したいのは“大隈一之宮”という朱印と筆字が入るところ。
「一之宮(一の宮)」とは“その地域で1番格式の高い神社”という意味なので、御朱印に興味がある方にはぜひチェックしてほしいところですね!
- 住所:鹿児島県鹿霧島市隼人町内2496-1
- 電話番号:0995-42-0020
- 拝観時間:自由
- 拝観料:無料
- 公式サイト:鹿児島神宮
鹿児島の名君が祀られる人気の初詣スポット:照國神社
続いて紹介するのは、JR「鹿児島中央駅」からもアクセスが良い「照國神社」。
薩摩藩第11当主・島津斉彬(しまづなりあきら)が御祭神として祀られていることでも有名な神社です。
島津斉彬は、西郷隆盛や大久保利通など幕末に活躍する人材を育て上げ、幕末の日本を開国の方向に導いた名君。
そんな日本の近代化に貢献した名君にあやかるため、年間を通して多くの参拝者が訪れる人気の神社なんですよ!
初詣には長蛇の列も!名君のご利益にあやかって最高の1年を
鹿児島の中でも特に参拝者が多い照国神社は、主に開運・商売繁盛・学業などのご利益があると言われています。
1月1日には「歳旦祭」、3日には「元始祭」が行われ、初詣には約35万人が訪れる超人気スポットなんです!
約30店舗ぐらいの露店も並び、西日本の屋台グルメ「はしまき」や鹿児島名物「とんこつラーメン」なども楽しめますよ。
こちらは鳥居を潜ったすぐ先にある「斉鶴(さいかく)」という鶴の形をした木。
氏子によって寄進された樹齢180年のイヌマキの木で、“斉”は島津斉彬公の斎にあやかり、“鶴”は等しく均衡の取れた鶴の形状を意味しています。
境内には島津家にあやかるスポットが点在しているので、参拝前に薩摩の歴史に触れておくとよりお参りを楽しめそうですね!
照国神社には様々なご利益があるお守りがあり、中でも島津家の家紋(円の中に十文字がある文様)が付いている物が人気。
他にも可愛らしい縁結びのお守りや、デニム素材で作られたものなど種類も豊富なので、お参りをした後はぜひチェックしてみてくださいね!
鹿児島の歴史や日本史に興味のある方、賑やかな雰囲気で初詣を楽しみたい方は、ぜひ照国神社でお参りしてみてはいかがでしょうか?
- 住所:鹿児島県鹿児島市照国町19-35
- 電話番号:099-222-1820
- 拝観時間:自由(受付時間9:00〜16:30)
- 拝観料:無料
- 公式サイト:照國神社
薩摩国の一の宮として名を馳せた由緒正しき社:新田神社
続いて紹介するのは、かつて薩摩国の一の宮とも呼ばれた「新田神社(にったじんじゃ)」。
「神亀山(しんきさん・標高約70m)」という小高い山の山頂にあり、御祭神には皇室の祖先とされる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が祀られています。
また、瓊瓊杵尊を中心にご家族の神様・食物の神様・山の神様など、たくさんの神様が祀られているパワースポットとしても有名な神社です。
年始には「歳旦祭」「元始祭」「武射祭」といった祭典が行われ、初詣には約10万人以上の参拝者で賑わいを見せます。
開運招福・五穀豊穣・安産守護・交通安全など様々なご利益を受けられるので、良い1年を迎えるのにピッタリなスポットですよ!
一の宮としての風格は健在!神聖な領域で神様のパワーを感じよう
社殿へと向かう途中には御神木である「大樟(おおくす)」があり、一帯は神聖な雰囲気と豊かな自然に包まれています。
新田神社は瓊瓊杵尊の墳墓とされる「可愛山陵(えのみささぎ)」と隣接していて、神亀山のほとんどが御陵の領域。
このような背景から土地のパワーが高いと言われ、そこにいるだけで清らかな気持ちにしてくれる神聖なスポットなんです!
社殿までの石段は333段もあるので、お参りする際は歩きやすい靴(スニーカーなど)がおすすめですよ。
こちらの狛犬は、全国でも珍しい赤ちゃんを抱いている「子抱き狛犬」。
頭を撫でると安産のご利益があると言われているので、女性の方はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
また、御祭神を祀る「本殿」をはじめ、「拝殿」「舞殿」「勅使殿」「両脇末社」は県の有形文化財にも指定されているんですよ!(写真は「舞殿」)
今も尚、薩摩国の一の宮として風格を残す新田神社。とても心地良いスポットなので、気持ち良く新年を迎えることができますよ♪
- 住所:鹿児島県鹿児島市薩摩川内市宮内町1935-2
- 電話番号:0996-22-4722
- 拝観時間:自由
- 拝観料:無料
- 公式サイト:新田神社
鹿児島屈指の勝負運スポット:射楯兵主神社(釜蓋神社)
最後に紹介するのは、鹿児島の薩摩半島の南端に位置する「射楯兵主神社(いてたつわものぬしじんじゃ)」(別名:釜蓋神社)。
海に突き出た岩礁の上に鎮座していて、“薩摩富士”とも呼ばれる「開聞岳」や大海原の景色も楽しめる人気の初詣スポットです。
釜蓋神社の御祭神は、“武の神様”として有名な須佐之男命(すさのおのみこと)。
勝負運・開運・厄除けのご利益があると言われていて、ロンドン五輪の時には女子サッカー日本代表・なでしこJAPANのメンバーやお参りしたことでも一躍有名になりました。
他にも数々の著名人が参拝に訪れていることから、特に勝負運のパワースポットとして人気を集める神社なんですよ!
新年に何か新しいことにチャレンジする方は、ぜひ釜蓋神社で参拝してみてはいかがでしょうか?
参拝の仕方が超ユニーク!ここでしか味わえない楽しい初詣を
釜蓋神社と言えば、釜の蓋を頭に乗せて祈願する「釜蓋願掛け」がユニークと話題に!
大小と2種類の釜の蓋が置いてあり、鳥居から拝殿までの約10mを落とさずに歩くことができれば願いが叶うと言われています。
2人用の特大サイズもあるので、友達や好きな人と協力して願掛けすれば、より楽しいお参りになりそうですね!
何度もチャレンジできるので、最後まで諦めずに開運を掴み取りましょう♪
また、素焼きの釜蓋を投げる「釜蓋投げ」も人気!投げ所から眼下の岩場に置かれている釜に目掛けて投げ入れる占いです。
“かまふた粘土”と呼ばれる素焼きは、2個セット(100円)で売られているので2回チャレンジすることができます。
釜に入れるのは中々難しいですが、見事に入れば願い事が叶うと言われているので、ぜひ自分の運を試してみてくださいね!
また、拝殿の天井にある龍の絵を携帯の待ち受け画像にしておくと、開運のご利益があるとも言われています。
他にもなでしこJAPANの選手も付けていた開運ブレスレットや、釜蓋の形をした可愛い絵馬などもあるので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね!
- 住所:鹿児島県南九州市頴娃町別府6827
- 電話番号:0993-38-2127(釜蓋神社管理運営委員会)
- 拝観時間:自由
- 拝観料:無料
- 公式サイト:南九州市
鹿児島の初詣で訪れたいおすすめの神社まとめ
今回は、鹿児島の初詣で訪れたいおすすめのスポットを5社紹介しました。どれも個性的な神社ばかりでしたが、気になる所はありましたか?
どの神社も鹿児島有数の人気スポットばかり!特に年越しや三が日には多くの参拝者が訪れるので、なるべく混雑を避けたい方は日時を調整してみてくださいね。
各社によってご利益や景観なども異なるので、自分好みのスポットを見つけて最高の新年を迎えてみましょう!