香港観光へ行く前に、気温についてちゃんと理解していますか?日本から近いからといって、気温のことを理解していないと暑かったり、寒かったりしてしまいますよ。
この記事では、香港の気温について知らない人のために、気候の特徴や気温・降水量、さらに春夏秋冬でおすすめな服装について紹介しています。
読了後は、香港の気温などの情報や、快適な服装を知ることができますよ。ぜひ、最後まで読み進めてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/香港-都市の景観-1209806/)
香港の気候の特徴
香港は、亜熱帯気候で高温多湿なのが特徴です。夏の期間が長めですが、日本と同じように四季もありますよ。
ですが、香港は日本と異なり1年の中で雨季と乾季があります。雨季は湿度が高く雨が多いので日本に比べると蒸し暑く降水量が多いです。逆に乾季は、湿度が低く晴れた日が多くなりますよ。
香港の雨季は、5月~9月ごろで、乾季は10月~4月ごろになります。
香港の気候ですが、日本の都道府県で例えるなら沖縄県が1番近い気候です。香港の気候が沖縄県と近いといっても、想像しにくいですよね。ここからは、香港の気温などについて詳しく解説していきます。
香港の年間気温
月(2018年) | 香港の平均気温 | 日本(東京)の平均気温 |
1月 | 15.7℃ | 4.7℃ |
2月 | 15.7℃ | 5.4℃ |
3月 | 20.3℃ | 11.5℃ |
4月 | 23.1℃ | 17.0℃ |
5月 | 27.9℃ | 19.8℃ |
6月 | 28.3℃ | 22.4℃ |
7月 | 28.8℃ | 28.3℃ |
8月 | 28.2℃ | 28.1℃ |
9月 | 27.7℃ | 22.9℃ |
10月 | 24.9℃ | 19.1℃ |
11月 | 22.5℃ | 14.0℃ |
12月 | 18.7℃ | 8.3℃ |
(香港の気温データ参考:気象庁)
(日本(東京)の気温データ参考:気象庁)
以上が、香港の月ごとの気温です。この数値を見ると日本(東京)と比べ香港は、平均で約10℃ほど気温が高いことがわかります。日本(東京)の4月~10月ほどの気温が1年間でサイクルされる感じですね。
香港は日本(東京)と同じで、夏は暑く冬は寒いです。ですが、初めに紹介したように香港は亜熱帯気候なので、日本(東京)と同じくらいの気温でも蒸し暑く感じることを知っておきましょう。
また香港の冬は、日本(東京)と比べると温かいので、少し薄めの服装で大丈夫です。ですが、旧正月前後(1月下旬~2月上旬)は10℃を下回る日もあるので、コートやカイロなどを準備しておきましょう。
また、季節ごとの詳しい気温や服装については、この記事の後半で紹介しています。忘れず確認してくださいね!
香港の年間降水量
月(2018年) | 月降水量 |
1月 | 71㎜ |
2月 | 5㎜ |
3月 | 26㎜ |
4月 | 33㎜ |
5月 | 65㎜ |
6月 | 459㎜ |
7月 | 343㎜ |
8月 | 677㎜ |
9月 | 433㎜ |
10月 | 119㎜ |
11月 | 70㎜ |
12月 | 10㎜ |
(データ参考:気象庁)
以上が香港の年間降水量です。大体5月~9月は雨期に入るため、降水量が多くなります。日本と同じで6月~9月は台風シーズンに入るので、連日雨が続く日もあります。
それだけなく雨季は、時折スコールが起こるので晴れているからといって安心してはいけません。ですから、雨具を携帯しておきましょう。
スコールとは、亜熱帯気候の地域にみられる突発的な強風や豪雨のことです。
データを見て分かる通り乾季(10月~4月)は、降水量も減るので天気が良い日が多くなります。ですが乾季は、湿度が下がり乾燥しやすくなるので、保湿クリームなどを携帯しておくといいですよ。
香港の春【3月~5月】の気温と服装
香港の春は、過ごしやすいですが寒さ対策を忘れてはいけません。3月から気温が20℃近くになり始め、日中は長袖or半袖1枚で過ごせます。
しかし香港の施設内は冷房が強めに効いていますし、朝晩はまだ冷える時期です。なので、スプリングコートなどを準備しておくと、快適に過ごせるでしょう。
4月~5月に平均気温が20℃を超えますが、雨季に入ると気温が不安定になります。基本は長袖or半袖1枚で問題ありませんが、雨が降ると寒くなるので、羽織物を持っておきましょう。
- 日中は長袖or半袖+羽織物
- 朝晩は冷えるのでスプリングコートなどを持っておく
香港の夏【6月~8月】の気温と服装
香港の夏は、雨が多く蒸し暑いです。6月~8月は、雨季の真っただ中で湿度が90%以上・気温は30℃を超える日が長く続きます。
なので服装は半袖・半ズボン(女性はスカートなど)にあわせて帽子を被ると良いです。しかし、雨が降ったり、クーラーの効いた施設を利用したりすると、肌寒く感じることがあるので、羽織物を持っておきましょう。
雨や冷房の寒暖差で、旅行後に体調を崩すケースがあります。夏ではありますが、羽織物を持っておくことを強くおおすすめしますよ。
このほかにも、雨季の真っただ中なので雨具を携帯しておきましょう。また、香港の夏は紫外線が強いので、日焼け止めクリームを準備することを忘れないでください。
- 半袖・半ズボン(女性はスカートなどもOK)・帽子
- 薄手の羽織物
香港の秋【9月~11月】の気温と服装
香港の秋は、気温や湿度が夏と比べて下がり、晴れの日が多くなるので1年の中で最も活動しやすいです。9月~10月中旬までは、残暑が厳しいので夏のような服装がおすすめですよ。
10月中旬~11月の日中は、20℃を超えることがほとんどなので、長袖or半袖1枚で大丈夫でしょう。しかし、朝晩は春と同様に肌寒くなり始めるので、羽織物を持って出かけるようにしてくださいね。
- 9月~10月中旬は、半袖・半ズボン(女性はスカートなどもOK)
- 10月中旬~11月中の日中は、長袖or半袖
- 朝晩は冷え始めるので羽織物があると良い
香港の秋【12月~2月】の気温と服装
香港の冬は、日本に比べると暖かく過ごしやすいです。冬の期間ですが、基本はジャケットやセーターがあれば寒いことはありません。
しかし、旧正月前後(1月下旬~2月上旬)は、10℃を下回る日もあるのでコートなどが必要になります。
香港は比較的暖かめなので、暖房設備の整った建物が少ないです。気温の低い日は重ね着をすることでしか寒さを調整できません。なので、重ね着できるインナーなどを多めに持っていくようにしましょう。
- 基本はジャケットやセーター
- 旧正月前後(1月下旬~2月上旬)はコートが必要
- 重ね着できるインナーを多めに持っていく
香港観光のベストシーズンは?
ここまでは、香港の春夏秋冬の気温と服装について紹介してきました。気温等を知ってきたところで、香港観光のベストシーズンを紹介していきます。
香港観光のベストシーズンは、10月~12月です。この期間は、朝晩の冷え込みには注意が必要ですが、日中は20℃を超えとても観光がしやすいですよ。
さらに、10月~12月は乾季に入り晴れの日が多く湿度も下がります。他のシーズンと比べて空気が澄み渡り、夜景などの風景もキレイに見えますよ。
なので、10月~12月の期間で観光へ行くことがおすすめなのです。
香港天文台のサイト・アプリを使って最新の気温や天気を知ろう
香港は、急なスコールなどがあるため、天気や気温が変わりやすく予想しづらいです。そのため、最新の気温や天気の情報を知ることは困難だといえます。
そんな時に役立つのが、香港天文台のサイトとアプリです。香港天文台は、日本でいう気象庁のことで、サイトやアプリを利用すると、常に最新の天気や気温を確認できます。
また、アプリだと位置情報をONにしておけば、現在地の天気や気温だけでなく、警報や注意報のお知らせも受け取れますよ。
天気や気温をいち早く知ることができると、旅行がしやすくなります。ですから、必ず香港天文台のサイトやアプリをチェックしましょう!
香港天文台の公式サイト・アプリどちらとも、日本語対応がされてないので少し使いづらいですが、天気や気温は一目で確認できますよ。
- 香港天文台のアプリをiPhone・iPadでダウンロードする場合はこちら
- 香港天文台のAndroidでダウンロードする場合はこちら
- 香港天文台のサイトはこちら
【香港の気温】まとめ
今回は、香港の気温について紹介してきました。この記事でおさえておくポイントは以下の通りです。
- 春から秋の日中は半袖or長袖で大丈夫
- 春・秋の朝晩は冷えるので羽織物が必要
- 冬はジャケットやセーターで活動できる(旧正月前後はコートが必要)
- 香港観光のベストシーズンは、10月~12月
- いち早く天気や気温が知りたい人は、香港天文台のサイト・アプリを活用する
香港は、1年を通して暖かめで過ごしやすいことが分かったと思います。ですが、肌寒く感じてしまうシーンが度々あるので、羽織物を持っておくと快適に旅行できますよ。
旅行前に香港の気候について知っておくことで、快適に観光を楽しむことができます。この記事に書いてあることを頭に入れて、香港旅行を楽しんでくださいね!