今や、工場夜景と言えば、おすすめデートスポットになる程で、沢山の人の心に感動を生み出しています。
中でも関東の工場夜景スポットは、クルージングやヘリでの見学ツアーも行っている程の人気ぶりです。そこで、関東近郊のおすすめ工場夜景スポットを5箇所、紹介していきたいと思います。
見に行ったことがない人も、この記事を読めばきっと工場夜景を見にいきたくなるはずです。是非最後まで読んでみてくださいね。
(アイキャッチ画像:https://pixabay.com/ja/photos/夜景-工場-石油関連プラント-4672823/)
夜景ではなく“工場夜景”をおすすめする理由
実は、工場夜景が見れるスポットは、関東近郊だけでも数え切れないほどあります。その為、夜景を見る人が分散され、ゆっくりとできる場所が多いことが特徴です。
展望台や夜景が見えるスポットでは、入場時間や人目が気になってしまう方もいるのではないでしょうか。デート中にさっと立ち寄りたい人やゆったりしたい人は、工場夜景がおすすめです。
工場夜景は、車の中から見ることも、工場周辺を歩いて回ることも楽しむこともできるのがポイントです。更に、雨の日には、雨で輝く工場が楽しめますよ。
工場夜景の最大の魅力
綺麗なものや美しく感じるものには大きく2種類に分けることができます。街路景観や建物、橋のように意図的に良い景観に見えるように作られたものと、そうではないものです。
工場夜景は後者と言えます。工場を稼働させるためには灯りが必要で、その灯りがいつしか人々の心に感動を与えました。その最大の魅力は、日常の中にある非日常だと、私は思います。
工場と言えば、郊外にあることが多いのが特徴ですね。その圧倒的な静けさの中で生み出される、工場の音や煙突から出る煙、水面に映り込む風景は「非日常」とも言えます。
工場夜景のおすすめ①神奈川県 千鳥町 貨物ヤード前
こちらは、工場夜景の聖地と呼ばれるほどの超人気スポットです。そう呼ばれるのには理由があり、貨物用の線路を挟んで見える工場は、とても輝かしく光っているように見え、迫力満点だからです。
自家用車、バスのどちらを使ってもアクセスが良いのが特徴の1つです。バスを使う場合には「市営埠頭駅」で降りるとすぐに工場夜景を楽しむことができます。
なお、駐車場が無いので自家用車を使う場合には長時間の滞在をしないようにしましょう。
路線内と埠頭内は立ち入りが禁止されているため、写真を撮るためとはいえ、ちょっと時間でも立ち入ることがないようにしてくださいね。
工場夜景のおすすめ②千葉県 養老川臨海公園
ここからの工場夜景は、目の前の海を挟んでみることができるので、壮大なパノラマ夜景を楽しむことができるでしょう。
中でもおすすめのスポットは、公園東側の入り口です。海に反射した、対岸にあるコスモ石油の製油所の工場を楽しむことができます。
養老川臨海公園は、工場夜景を楽しむ人だけではなく、夜の公園を散歩する人や釣り人も多いため比較的安全に散策できるので、女性にもおすすめです。
公共交通機関でのアクセスが悪く、最寄りのJR「五井駅」からタクシーで10分程かかります。なお、公園には無料駐車場が設置されているので、自家用車で行くことをおすすめします。
工場夜景のおすすめ③埼玉県 美の山公園
美の山公園と言えば、桜の名所であり、日本の夜景100選にも選ばれています。そんな夜景の価値を高めているのは、美の山公園から眺めることができる「工場」の景色です。
この公園から見ることができる工場は、三菱マテリアルのセメント工場です。まるでそびえ立つかのような外観が大きな特徴とも言えます。
そのため、美の山公園からでもはっきりと工場夜景を楽しむことができます。工場夜景初心者でも飽きない景色が広がっているでしょう。
公共交通機関の最寄り駅は、秩父鉄道皆野駅ですが、公園まで歩くととても距離がある為おすすめはしません。なお、美の山公園には3箇所に分かれた無料駐車場があり車で訪れやすくなっています。
工場夜景のおすすめ④茨城県 砂山都市緑地
砂山都市緑地は元々、緊急避難先として整備されました。その為、無料駐車場やトイレ、誘導灯などの設備がしっかりしていて、工場夜景初心者でもゆっくりと夜景を楽しむことができます。
ここから見える工場は1つだけではなく、沢山の工場が連なっていることが特徴で、まるで幻想的なパノラマの景色です。
なお、この砂山都市緑地を訪れる際の公共交通機関の最寄り駅からは、余りにも距離があり、おすすめできません。無料駐車場もありますので、自家用車やレンタカーで行くことをおすすめします。
不便な交通手段ですが、訪れた時にはきっと価値を感じる工場夜景だと思います。
工場夜景のおすすめ⑤千葉県 江川海岸
江川海岸は「日本のウユニ塩湖」と呼ばれるほど美しく、奇観が広がっています。その奇観とは、海中に立つ何本もの電柱があることです。
そして、その奇観の先には工場があり、2つの景色を楽しめるのは「江川海岸」だけなのです。夜になると水面に輝く、電柱と工場はまるで幻想だと言えますね。
しかし、注意していただきたいのは、電柱の並ぶ海岸部が見られる砂浜には立ち入り禁止区域があることです。マナーを守って工場夜景を楽しんでくださいね。
こちらも最寄りの厳根駅からタクシーで15分と、距離があるため、車で行くことをおすすめします。
工場夜景が綺麗に見えるおすすめの時期と時間帯
工場夜景は年中楽しむことができるのですが、一層綺麗に見えるタイミングがあることを知っていますか?
ライトアップのイベントがよく行われる冬は、空気が澄んでいて、湿気がある夏に比べると、光が鮮やかに映し出されます。これは工場夜景にも同じことが言え、冬が一番綺麗に見えます。
更にその中でも、おすすめの時間は「マジックアワー」と呼ばれる時間帯です。これは、日没30分前後の時間を指し、空が青から赤に変わりゆくグラデーションを楽しむことができます。
もしも、マジックアワーの時間帯に工場へ訪れた際には、その素晴らしい景色を楽しんでみてくださいね。
工場夜景を見に行く際の注意点
冒頭でも紹介したように、工場夜景は工場が稼働しているからこそ見られる景色です。工場が稼働していなければ灯りがついていないので、工場夜景を楽しむことはできません。
そこで注意しておきたいことは、工場の多くは無休で稼働している場所が多いですが、大型連休やお盆、年末年始には休業している可能性があることです。訪れる際には、事前に確認しておくと安心ですね。
また、公共交通機関で行く場合は、電車の時間をあらかじめ調べておき、徒歩で回れる範囲で楽しむことをおすすめします。人通りの少ない場所もあるため、女性の単独行動は避け、できるだけ2人以上で行動しましょう。
そして、1番注意して欲しいことは、立ち入り禁止の場所や敷地内には必ず入らないようにすることです。あくまでも工場は私有地であり、誰かにとっての仕事場ということも頭に入れておきましょうね。
まとめ
工場夜景は、年中、晴れや雨も関係なく楽しむことができる夜景スポットです。その中でも、最も美しく見える時間「マジックアワー」の時に訪れてみてください。
今回おすすめした工場は関東近郊にあるほんの一部ですので、工場夜景が気になった方はお近くの工場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで更に工場夜景に興味を持っていただけたら嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。