ミュンヘン旅行を計画していると「ミュンヘンの気温ってどれくらいだろう?」と気になってくるのではないでしょうか。
ミュンヘンの気温は低い傾向にあり、注意するべきポイントもいくつかあります。事前に気温を知っておけば、最善の服装を選択でき、荷物を減らすことも可能です。
本記事では、ミュンヘンの気温・気候について紹介していきます。季節に合った服装やベストシーズンも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ミュンヘン-マリエン広場-州都-169621/)
ミュンヘンの気候
ミュンヘンの気候は「大陸性気候」に属しており、夏季と冬季または昼間と夜間の気温差が大きいことが特徴です。
首都ベルリンやハンブルクなど他の主要都市よりも高度が高く、アルプス山脈に近いことから、ドイツの中でも比較的雨が多くなります。
春と秋は気温が低い日も多く、日本人にとっては肌寒さを感じます。夏の日中は25℃前後と過ごしやすい気温ですが、近年では30℃以上を超える日もあり、朝晩は冷え込むので注意が必要です。
冬は氷点下を下回ることも多く、ドイツの主要都市の中では雪が降りやすいエリアとなります。日照時間が短いので、冬にミュンヘンを観光するなら綿密なプランを練ることが重要です。
ミュンヘンの気温
月 | 平均気温(℃) |
1月 | -0.5 |
2月 | 0.4 |
3月 | 4.2 |
4月 | 9.5 |
5月 | 13.7 |
6月 | 17.4 |
7月 | 19.5 |
8月 | 18.1 |
9月 | 13.8 |
10月 | 8.8 |
11月 | 4.7 |
12月 | 0.5 |
上記の表は、ミュンヘンの月ごとの平均気温(平年値)です。先程の章でも紹介したように、夏季である6月〜8月と冬季である12月〜2月の気温差が大きいことが見受けられます。
春の3月〜5月・秋の9月〜10月頃は、全体的に気温が低く、月ごとによって気温がばらつきます。日本よりも肌寒く感じることが多いので、体調管理には注意が必要です。
冬は防寒対策が必須であり、冷え込む時は-10℃辺りまで下がることもあります。後ほど季節ごとの気温や服装について紹介していきます。
ミュンヘンの降水量
月 | 降水量(mm) |
1月 | 46.8 |
2月 | 33.0 |
3月 | 49.1 |
4月 | 56.7 |
5月 | 78.3 |
6月 | 103.7 |
7月 | 98.8 |
8月 | 84.3 |
9月 | 53.8 |
10月 | 49.3 |
11月 | 43.7 |
12月 | 52.5 |
上記の表は、ミュンヘンの月ごとの降水量(平年値)です。ミュンヘンはドイツの中でも比較的雨が多く、特に夏季である6月〜8月頃は降水量が多くなります。
年によっても異なりますが、ミュンヘンの年間降水量は約900mmであり、東京の年間降水量約1500mmよりも少ない数値となっています。
冬の時期は定期的に雪が降りますが、数時間で止むことも多く、積雪も数センチ程度となります。
とはいえ、豪雪になる年もあれば短時間に大降りすることもあるので、予め気象情報を確認するのが大切です。
ミュンヘンの春(3月〜5月):気温と服装
ミュンヘンの春は気温が低く、3月は平均最高気温が10℃・平均最低気温が1℃辺りと寒い日が続きます。
4月・5月の平均最高気温は15℃前後・平均最低気温は5℃前後となりますが、日本人にとっては寒さを感じる日も多いです。
1日の温度差が大きいので、重ね着で体温調節するのがおすすめです。冬の寒さが残る3月頃はニットやセーターを着用し、厚手のコートを羽織ると良いでしょう。
4月・5月になれば少しずつ気温が上がるので、スプリングコートやトレンチコートを準備しておきましょう。
春の時期は天候が変化しやすいので、観光する際は雨具を携帯しておきましょう。
ミュンヘンの夏(6月〜8月):気温と服装
ミュンヘンの夏は平均最高気温が約23℃・平均最低気温が約11℃であり、日本と比べると穏やかな気候となります。しかし、近年では真夏日になることも多いので、体調管理には注意が必要です。
日中は半袖・半ズボンで過ごせるほど暖かいですが、朝晩になると冷え込むので、カーディガンのようなサッと羽織れる上着があると安心です。
夏は降水量が多い時期なので、外出する際は雨具を携帯しましょう。雨の日は涼しく感じることもあるので、長袖や薄手の上着も準備しておきましょう。
夏は日照時間が長く、夜になっても観光を楽しむことができます。長い時間日差しを浴びるので、日焼け止めクリームやサングラスなども用意しておきましょう。
ミュンヘンの秋(9月〜11月):気温と服装
9月になると平均最高気温は18℃・平均最低気温は8℃ほどに落ち着きますが、ミュンヘンの秋は短く、次第に冬の寒さが訪れます。
月をまたぐごとに5℃近く下がり、11月には平均最高気温が6℃・平均最低気温が1℃辺りまで低下します。
9月頃は長袖やジャケットなどで過ごせますが、10月頃からは冬服の準備が必要です。11月は冬のような寒さなので、コートだけではなく、マフラーや手袋なども用意しておきましょう。
ミュンヘンの冬(12月〜2月):気温と服装
ミュンヘンの冬は寒冷であり、平均最高気温が約3℃・平均最低気温は約-3℃と厳しい寒さが続きます。-10℃辺りまで下がることもあるので、防寒対策は必須です。
ダウンジャケットや厚手のコートを纏い、マフラー・手袋・ニット帽といった防寒アイテムも用意しておきましょう。
また、雪で濡れてしまう場合があるので、防水性の高いブーツや厚手の靴下を履いておくとより安心です。
ドイツの南部に位置するミュンヘンは、アルプス山脈に近いこともあり、雪が降る日も多いです。度々交通機関のダイヤが乱れるので、時間に余裕を持って行動しましょう。
ミュンヘン観光のベストシーズン
ミュンヘンを観光するなら、5月〜9月頃がおすすめです。ミュンヘンは寒さを感じる時期が長いですが、この時期であれば暖かい中で観光を楽しむことができます。
また、日照時間が長いので、夜遅くまでミュンヘンの街を散策できます。但し、日中と朝晩の温度差があるので、体調管理には注意が必要です。
ミュンヘンでは毎年9月中旬から10月上旬まで、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」が開催されます。
ミュンヘンの一大イベントであり、「ドイツビール」「ソーセージ」「ブレッツェル」といったドイツ名物を堪能できるので、興味のある方はぜひ参加してみて下さい。
ミュンヘンでは気象の変化に注意!
ミュンヘンで注意したいのが気象の変化です。ミュンヘンの気象は安定しているとは言い難く、不意に暴風雨が発生することもあります。
また、35℃を超える日や-10℃を下回るような日もあれば、「フェーン現象」によって気温が急に上昇することもあります。
フェーン現象:山越えをした気流が乾いた下降気流となって吹き下ろし、気温が上昇する現象
フェーン現象は体に支障をきたす場合もあり、特に「頭痛」の症状が多く見られます。近年は気象の変化が著しいので、最新の情報を確認しながら観光に臨みましょう。
ミュンヘンの気温まとめ
今回はミュンヘンの気温・気候を中心に紹介しました。どの季節も気温が低い傾向にあり、日本よりも寒さを感じる時期が長く続きます。
特に冬の寒さは厳しいので、厚手のアウターだけではなく、マフラーや手袋などの防寒アイテムも用意しておきましょう。
また、朝晩の冷え込みやフェーン現象などの影響で体調を崩してしまうことも考えられます。必ず最新の気象情報を確認し、気温・気候に合った服装で観光を楽しみましょう。