ミュンヘン旅行を考えているあなたは「おすすめの観光スポットはどこだろう?」と悩んでいるのではないでしょうか。
ミュンヘンには魅力的なスポットが点在しており、どこへ行けば良いのか迷ってしまいます。全てを回るとなると時間やお金も掛かるので、できるだけコンパクトに観光したいですよね。
本記事では、特におすすめなミュンヘンの観光スポットを8つ紹介します。世界最大規模のイベントも紹介するので、是非最後までご覧下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ミュンヘン-フラウエン教会-2863539/)
ミュンヘンのおすすめ観光スポット①マリエン広場
ミュンヘン観光といえば「マリエン広場」は外せません。1158年からミュンヘンの主要広場となっており、中世の頃は決闘が行われていた歴史ある広場です。
北側にある「新市庁舎」はミュンヘンのシンボルとも言える建物であり、壮麗なネオゴシック様式の建築には目を奪われます。
また、新市庁舎の塔にある「グロッケンシュピール」という仕掛け時計も見所であり、ドイツ最大の仕掛け時計としても有名です。
毎日11時・12時になると、総勢32体の人形が華麗な踊りを披露してくれます。時間は約10分ほどであり、3月〜10月は17時にも動き始めます。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット②ノイハウザー通り
ミュンヘンのメインストリートとも言える「ノイハウザー通り」は、マリエン広場からカールス門まで続く歩行者天国です。途中からは「買い物通り」を意味する「カウフィンガー通り」に名前が変わります。
通路の両側にはデパート・レストラン・アパレルショップなど多くの店舗が並んでおり、ドイツの中で最も多くの人が訪れるショッピングストリートにも選ばれています。
また、ヴィッテルスバッハ家の地下墓所がある「聖ミヒャエル教会」など観光名所も混在しており、ミュンヘンの景観・ショッピングを同時に楽しめるおすすめのストリートです。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット③ヴィクトアーリエンマルクト
「ヴィクトアーリエンマルクト」は200年以上の歴史があるミュンヘン最古・最大の市場であり、「ミュンヘンの台所」とも呼ばれています。
約22,000㎡にも及ぶ敷地には、新鮮な果物や野菜、肉やチーズなどありとあらゆる食品が販売されています。
また、観光客向けの土産物店やレストラン、試食ができるお店などもあるので、お土産探し・食べ歩きにも最適です。ビアガーデンを目当てに来る人も多く、ソーセージやドイツビールを楽しむこともできます。
マルクト広場からすぐ近くなので、セットで観光するのがおすすめです。ちなみに「ヴィクトアーリエン」は「食糧」、「マルクト」は「市場」という意味を持っています。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット④アザム教会
ミュンヘンには歴史ある教会が点在していますが、中でも独特な雰囲気を醸し出しているのが「アザム教会」です。
正式名称は「聖ヨハン・ネポムク教会」であり、建築家のアザム兄弟によって設計された「後期バロック様式」が特徴です。
教会の規模は小さいですが、内部には螺旋状の円柱や奇抜で独特なデザインが施されており、バロック建築の最高傑作の1つとも言われています。
また、天井にはコスマスの傑作の1つとされる聖ヨハン・ネポムクのフレスコ画が描かれています。異彩を放つ教会なので、他の教会と見比べてみるのもおすすめです。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット⑤ミュンヘン・レジデンツ
旧市街北部にある「ミュンヘン・レジデンツ」は、旧バイエルン王国のヴィッテルスバッハ王家が住んでいた宮殿です。
宮殿は14世紀から19世紀にかけて造られたものであり、ルネサンス・バロック・ロココなど様々な建築様式が融合した見応えのある宮殿となっています。
内部には豪華な調度品や宝飾品が溢れており、長さが70m近くもあるホール「アンティクヴァリウム」が1番の見所です。天井には優美なフレスコ画が描かれ、通路の至る所には骨董彫刻が飾られています。
他にも豪華絢爛な「礼拝堂」や数々の財宝が展示されている「宝物館」もあるので、王家の雰囲気を味わいたい方は是非足を運んでみましょう。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット⑥ニュンフェンブルク宮殿
ミュンヘン観光で人気の高い「ニュンフェンブルク宮殿」は、17世紀から19世紀にかけて建設されたバイエルン王家の夏の離宮です。
初代バイエルン王マクシミリアン1世が亡くなった場所であり、かの有名な「ノイシュヴァンシュタイン城」を建築したルートヴィヒ2世が生まれた場所でもあります。
広大な庭園や全幅700m以上にも渡るバロック様式のファサードなど、屋内へ辿り着くまでも華やかな世界が広がっています。
屋内も豪華絢爛であり、特に「石のホール」と呼ばれる大広間「シュタイネルナー・ザール」が有名です。また、ルートヴィヒ1世が集めた「美人画」も人気があり、年間約30万人が訪れる人気スポットとなっています。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット⑦3つのピナコテーク
ミュンヘンのおすすめスポットとして欠かせないのが3つの「ピナコテーク(美術館)」です。ピナコテークとはギリシア語に由来しており、「絵画の収蔵所」という意味を持っています。
3つのピナコテークは特徴が異なり、歴史ある名作からユニークな現代美術まで楽しむことができます。どのピナコテークも近接しているので、時代の違う作品を見比べてみるのもおすすめです。
アルテ・ピナコテーク
「アルテ・ピナコテーク」は、世界でも最古の部類に属する公共美術館であり、世界6大美術館でもあるドイツ国立美術館です。
主に中世からバロック期にかけての作品を展示しており、「ダ・ヴィンチ」「ラファエロ」「ルーベンス」などのヨーロッパの名画が数多く展示されています。
ノイエ・ピナコテーク
「ノイエ・ピナコテーク」は、バイエルン国王ルードヴィヒ1世によって設立された美術館です。「古絵画館」であるアルテ・ピナコテークに対し、ノイエ・ピナコテークは「新絵画館」となります。
19世紀前後の絵画好きには堪らない美術館であり、「ゴッホ」の『ひまわり』を始め、「セザンヌ」「モネ」「ゴーギャン」などの名だたる画家の作品が展示されています。
モダン・ピナコテーク
「モダン・ピナコテーク(ピナコテーク・デア・モデルネ)」は、20世紀から21世紀の現代美術・グラフィックアート・建築・デザインの4部門を展示する美術館です。
近現代美術の展示館としてはヨーロッパ最大の規模を誇り、ユニークな作品から巨匠「ピカソ」や「ダリ」の絵画まで幅広く展示されています。
ミュンヘンのおすすめ観光スポット⑧エングリッシャーガルテン
ミュンヘン中心部にある「エングリシャーガルテン(イギリス庭園)」は、中心街から北に向かって延びている大規模な公園です。
総面積は約3.7k㎡と都市部の公園としては世界的にも大きく、ニューヨークにある「セントラル・パーク」よりも広い公園となります。
園内には「日本式茶室(閑松庵)」「円形神殿」「中国の塔」などの建築物があり、他にも「牧草地」や「湖」までもあります。
また、園内にある小川では「サーフィン」が行われているなど見所が満載です。観光名所を巡りつつ、ふらっと立ち寄り散歩するのもおすすめです。
世界最大規模の祭り!オクトーバーフェスト
ミュンヘンでは毎年9月半ばから10月上旬にかけて「オクトーバーフェスト」が開催されます。オクトバーフェストとは、世界最大級のビールの祭典であり、毎年約600万人が訪れる大人気の祭りです。
ミュンヘン中心部にある「テレージエンヴィーゼ広場」で開催され、ドイツビールはもちろん、ソーセージ・プリッツェル・ミートローフなどの名物も堪能できます。
また、広場には移動式の遊園地が設置されます。観覧車やジェットコースターが設けられるなど、臨時の遊園地とは思えないほどクオリティーが高いです。
世界中から多くの観光客が訪れてくるので、ホテルを探すのが大変な時期となります。また、ホテルの価格も高騰するので、祭りに興味の無い方はこの時期の観光は避けた方が良いでしょう。
ミュンヘンの観光スポットまとめ
今回はミュンヘンで特におすすめなスポットを8つ紹介しました。どのスポットも人気が高く、ミュンヘン観光では外せない所ばかりです。
紹介した8つの観光スポットは、ミュンヘンの中心部に点在しています。スポット同士が近ければ歩いて移動することができますし、市内中心部は交通機関が発達しているので移動手段に困ることはありません。
ミュンヘン(特にマリエン広場)ではスリや置き引きが多発しているので、荷物に気を配りながら観光を楽しみましょう。