個性豊かなキャストが共演した映画『本能寺ホテル』。ここではそんな『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポットを厳選し、8つの場所をご紹介していきます。
(トップ画像出典:https://www.toho.co.jp/movie/lineup/honnoji-hotel.html)
『本能寺ホテル』の聖地巡礼を行う前に…
聖地巡礼についてご紹介する前に、映画『本能寺ホテル』についてもう1度簡単におさらいしておきましょう。
『本能寺ホテル』は、元OLの主人公倉本繭子(綾瀬はるか)が戦国時代へタイムスリップし、織田信長(堤真一)と「本能寺の変」前日に遭遇したことから紡がれる歴史ミステリー映画です。
主人公役の綾瀬はるかを始め、織田信長役に堤真一、森蘭丸役に濱田岳など実力派揃いの俳優達により紡がれる物語は、圧巻です。
また、ロケ地の多くは京都府内にあり綺麗な街並みも見どころの1つといえます。
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット①先斗町
先斗町(ぽんとちょう)は主人公の繭子が冒頭のシーンで〈京都観光のチラシ〉をもらう場面が撮影された場所です。
鴨川と木屋町通りの間にある、千鳥マークのちょうちんが揺れる細い道の両脇に、昔ながらのお店がひしめく花街です。
入り口からまっすぐ通り抜けて徒歩約10分、中を行き来しながら歩いても30分かからない程度の広さなので、ちょっとした探検に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
- 地下鉄【三条京阪駅】徒歩3分
- 京阪本線 地下鉄【祇園四条駅】【三条駅】徒歩3分
- 阪急電鉄 京都本線 【河原町駅】徒歩3分
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット②縁寿庵清水
物語の鍵となる金平糖を買ったお店がここ縁寿庵清水(りょくじゅあんしみず)です。
1847年の創業から、日本唯一の金平糖専門店の老舗です。季節に応じて様々な味や、カラフルな色があり、種類も豊富!
お土産としても人気のお店です。すべて手作りで作られているため、現在インターネット販売は一切行っていないようです。
実際に食べてみたい方は、ぜひ京都にあるお店に足を運んでみてください!
- 【住所】京都市左京区吉田泉殿町38番地の2
- 【電話番号】075-771-0755
- 【営業】時間10:00~17:00、定休日:水曜日(祝日の場合は営業。)
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット③映画村
この映画のタイトルでもある『本能寺ホテル』の外観をたて、実際に撮影が行われた場所です。
時代劇用のオープンセットの町並みに、道にコンクリートを敷き詰めることで京都の路地裏の町並みを再現しています。
現在、『本能寺ホテル』の外観や道のコンクリートは撤去されていますが、町並みはそのまま使われたのでどのあたりに『本能寺ホテル』があったのか探してみるのも楽しいかもしれませんね。
- 【住所】京都市右京区太秦東蜂岡町10
- 【電話番号】0570-064349
- 【営業時間】9:00〜17:00(長期休暇は延長営業あり。)
- 【入場料】大人2,200円、中高生1,300円、3歳以上1,100円
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット④東福寺
次に紹介する東福寺(とうふくじ)は、主人公が実際に戦国時代にタイムスリップし、森蘭丸と出会った場面が撮影された場所です。
森蘭丸と主人公の出会いのエピソードとして胃薬をもらう場面があります。そのシーンもここ東福寺で撮影されました。
また、東福寺は京都屈指の紅葉の名所であり、シーズン関係なく拝観できる4つの庭園も見どころの1つです。中でも東福寺本坊庭は国指定文化財の1つとなっています。
- 【住所】京都府京都市東山区本町15丁目778
- 【電話番号】075-561-0087
- 【営業】時間 9:00~16:30(4月~10月末)
8:30~16:30(11月~12月第一日曜日)拝観受付は16:00まで
9:00~16:00(12月第一日曜日~3月末)拝観受付は15:30まで - 【拝観料】大人400円、小中学生300円
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット⑤東本願寺(渉成園)
東本願寺の渉成園(しょうせいえん)は主人公が婚約者の父親のお店「料亭よし岡」へ訪れたシーンが撮影された場所です。
渉成園という名称は、中国の詩人、陶淵明(とうえんめい)の詩からつけられたとされています。また、生垣として植えられて枳殻(からたち)から枳殻邸(きこくてい)という呼名もあります。
現在、見学できるのは庭園のみとなっていますが、四季折々の花が季節ごとに咲き誇り、時期によって姿を変える様子から「十三景」と称されることもあるほど見ごたえのある場です。
- 【住所】京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
- 【電話番号】075-371-9210
- 【営業】時間 9:00~17:00(3月~10月)拝観受付は16:30まで
9:00~16:00(11月~2月)拝観受付は15:30まで - 【参拝料】大人500円、高校生以下250円
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット⑥今宮神社
今宮神社は、主人公が婚約者の友人からあぶり餅を渡されるシーンが撮影された場所です。あぶり餅は参拝者へ厄除けのために振舞ったことが始まりとされています。
劇中で主人公は婚約者の友人からもらった時と、戦国時代に信長と町を歩いた時の2回あぶり餅を食しています。
現代と戦国時代のどちらでも食されているあぶり餅、実は今宮神社の参道にあるかざり屋さんのものです!
今宮神社に立ち寄るときは是非、かざり屋さんのあぶり餅も食ベてみてくださいね!
- 【名前】今宮神社
- 【住所】京都府京都市北区紫野今宮町21
- 【電話】075-491-0082
- 【電話受付時間】9:00~17:00
- 【名前】かざり屋
- 【住所】京都府京都市北区紫野今宮町96
- 【電話】075-491-9402
- 【営業時間】10:00~17:00(定休日は水曜日、祝日の場合は翌日休。)
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット⑦神護寺
神護寺(じんごじ)では主人公が信長と町を散策したのちに、石段に座り町の様子を眺める場面が撮影されました。
このシーンを撮影するために実際に言葉を交わす子供たちを含め、60名のエキストラの方が参加されています。
実際に主人公になりきってこの石段で『本能寺ホテル』のワンシーンを再現してみるのも楽しそうですね。
戦国時代当時の町並みは映画の美術スタッフによって作り出されたもののため、映画で見た景色と実際に見る景色の違いを探すという楽しみかたもできますよ!
- 【住所】京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地
- 【電話】075-861-1769
- 【営業時間】9:00~16:00 年中無休
- 【拝観料金】大人・中学生以上600円、小学生以下300円
『本能寺ホテル』の聖地巡礼スポット⑧鴨川
最後にご紹介する鴨川は、冒頭で婚約者からの電話を受けるシーンと映画のラストで主人公がやりたいことを見つけてハローワークに電話をするシーンが撮影されています。
映画の始まりと終わりを同じ場所、行動と重ねることで主人公の成長がより深く伝わってくる場面でもあります。
そんなとても大切なシーンが撮影された鴨川は、京都の中心を流れる川であり、川沿いを歩くことのできる歩道があるため、散歩コースとして人気のスポットです。
周辺は京都らしい町並みが並んでいるため、川沿いを散歩しながらのんびりと古きよき京都の町並みを眺めて過ごしたい方におすすめです。
- 地下鉄【三条京阪駅】 すぐ近く
まとめ
京都の町並みは観光地として有名ですが、今回ご紹介した映画『本能寺ホテル』での聖地であるという事前情報を知り赴くことで、ただ観光に行くだけとは違った楽しみ方ができます。
主人公をはじめ、登場人物の歩いた町並みを思い浮かべながら同じ道を歩いたり、映画のセットとして使われていた景観がない景色はどういったものか想像したり…。
『本能寺ホテル』を視聴し、聖地巡礼を目的に、今までとは違った京都観光を行ってみてはいかがでしょうか?
最後に今回ご紹介した8つのスポットをまとめましたので、ご参考までにどうぞ。
- 先斗町
- 縁寿庵清水
- 映画村
- 東福寺
- 東本願寺(渡成園)
- 今宮神社
- 神護寺
- 鴨川