和歌山と言えば歴史の授業でも聞いたことがある、高野山や熊野古道など有名な観光地があります。ですが、和歌山から離れた地域に住んでいる人は、他にどんな観光地があるのか意外と知らないですよね。
そこで、当記事では和歌山の人気観光地についてご紹介します。これで旅行の行先に迷うこともないでしょう。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E7%86%8A%E9%87%8E%E9%82%A3%E6%99%BA%E5%A4%A7%E7%A4%BE&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja)
日本三大古道の1つ!和歌山の観光地「熊野古道」
熊野古道は神々が宿る場所として崇拝されており、古代から中世にかけて多くの人が参詣していました。2004年には「熊野参詣道」として世界遺産にも登録されています。
木々の間に石が敷かれている参詣道は6つのコースに分かれているので、自分の体力に合わせてコースを選ぶと良いでしょう。
- 発心門王子~熊野本宮大社:1番の人気コース。緩やかな下りが多く古道と集落の中を歩けます。
- 小広王子~発心門王子:3つの峠を越えるコースであり、発心門王子~熊野本宮大社と合わせて歩く必要があります。
- 赤木越え:発心門王子の中辺路寄りから湯の峰温泉を越えるコース。
- 大日越え:熊野本宮大社から湯の峰温泉への峠越えコース。距離は短いものの、アップダウンがある。
- 小雲取越:10kmを超える峠越えコース。
- 小辺路:標高差1,000m近い峠越えコース。
- 【名前】熊野古道
- 【住所】和歌山県田辺市本宮町本宮
- 【電話】0735-42-0735(熊野本宮観光協会)
空海が道場を開いた聖地!和歌山を代表する「総本山金剛峰寺」
総本山金剛峰寺は、平安時代に空海が開いた真言宗の聖地です。総本山金剛峰寺と言う場合は、金剛峰寺だけでなく高野山のことも指しており、高野山全体がお寺となっています。
見どころは6個ほどあるので、ゆっくりと敷地内を周ると良いでしょう。
- 正門:境内に入る際に最初にくぐる門であり、金剛峰寺の建物の中で1番古いです。
- 天水桶:普段から雨水を貯め、火災が発生した時に燃え上がらない役割を果たしていました。
- 鐘楼:桁行・三間、梁行・二間、袴腰付入母屋造りとなっており、県指定文化財です。
- 大広間と持仏間:襖には群鶴の絵、松の絵が描かれています。
- 蟠龍庭:国内最大級の石庭であり、一対の龍が向かいあって奥殿を守っているかのように表現されています。
- 台所:実際に大勢の僧侶の食事を賄っていた場所です。
- 【名前】総本山金剛峰寺
- 【住所】和歌山県伊都郡高野町高野山132
- 【電話】0736-56-2011
- 【営業】場所により異なる
- 【料金】金剛峰寺 大人:500円、小学生:200円、金堂・大塔(それぞれ):200円、霊宝館 大人:600円、高・大学生:350円、小・中学生:250円
紀淡海峡に浮かぶ無人島!「友ヶ島」
友ヶ島は紀淡海峡に浮かぶ地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称です。沖ノ島には要塞時代に使用されていた砲台跡が点在しており、それらを眺められるハイキングコースも設定されています。
レンガ造りの建物は緑が生い茂り、日本ではあまり見かけない景色を鑑賞することが出来ます。
また、島内中央部では約400種の湿地帯植物を見られるので、歴史的建物や植物に興味がある人はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
- 【名前】友ヶ島
- 【住所】和歌山県和歌山市加太1271(汽船乗り場)
- 【電話】073-459-1333(友ヶ島汽船)
- 【営業】9:00~16:30(汽船)水曜定休
- 【料金】大人(往復):2,000円、子供(往復):1,000円(汽船)
徳川御三家の1つ!和歌山の観光地「和歌山城」
和歌山城は1585年に豊臣秀吉が弟に命じて築いたお城であり、徳川御三家の1つである紀州藩紀州徳川家の居城です。
現在では「おもてなし忍者」が和歌山城観光に来るお客様たちを楽しませており、殺陣演舞や敷地内の案内・記念撮影などのお手伝いをしてくれます。
その他に観光客も一緒になって石垣に隠れる「かくれみの術」などもあります。また、散策に疲れたら茶室で、和菓子やお茶を楽しむのもオススメです。
- 【名前】和歌山城
- 【住所】和歌山県和歌山市一番丁3
- 【電話】073-435-1044(和歌山城整備企画課)
- 【営業】9:00~17:30
- 【料金】(天守閣)大人:410円、小・中学生:200円
ヨーロッパの情景が広がる観光地「ポルトヨーロッパ」
ポルトヨーロッパはフランス、イタリア、スペインの街並みを再現したテーマパークです。
まるでヨーロッパに来たような景色を楽しむことが出来るだけでなく、観覧車やジェットコースターなどのアトラクションもあります。
その他にも和歌山の特産品を販売しているわかやま館や、バーベキュー場などもあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 【名前】ポルトヨーロッパ
- 【住所】和歌山県和歌山市毛見1527
- 【電話】0570-064-358
- 【営業】日にちにより異なる
- 【料金】大人:3,800円、3歳~小学生:3,200円
落差日本一の滝!和歌山の観光地「那智の滝」
那智の滝は落差133m、銚子口の幅13m、滝つぼの高さは10mであり、高さ・水量ともに日本一の滝です。
切り立った崖から流れ落ちる姿は圧巻であり、大晦日になるとライトアップされた姿を眺めることも出来ます。
また、滝の右手には国天然記念物である那智山原始林が広がっており、いくつかの渓流には60余の滝が架かっています。那智の滝はこれら60余の滝のことも含めた総称です。
- 【名前】那智の滝
- 【住所】和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
- 【電話】0735-52-5311(那智勝浦町観光協会)
- 【営業】7:00~16:30
- 【料金】大人:300円、中学生以下:200円
和歌山・那智勝浦町の山の中に鎮座する観光地「熊野那智大社」
熊野那智大社は熊野本宮大社・熊野速玉大社とともに熊野三山の1つであり、全国にある約4,000社の御本社です。
那智勝浦の山の中に鎮座する当大社は、深い緑に囲まれており朱色の建物が映えています。境内には神の遣いである「八咫烏(やたがらす)」が飾られています。
八咫烏はより良い方向に導いてくれると言われているので、足を運んだ際はぜひ見つけてみてください。
また、宝物殿では国指定文化財である熊野那智大社文書をはじめとして、重要資料も展示されています。
- 【名前】熊野那智大社
- 【住所】和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
- 【電話】0735-55-0321
臨場感あふれる洞窟を鑑賞!「三段壁洞窟」
三段壁洞窟は波に削られて出来た洞窟であり、平安時代に最強と言われていた熊野水軍が船を隠していた洞窟です。約200m続く洞窟内には、資料に基づいて再現された番所小屋などもあります。
洞窟内には「牟婁大べん才天(むろだいべんざいてん)」というパワースポットである祠があり、どのような願いも叶えると言われています。
また、水の神「神社仏閣の守護神」と言われており、幸せをもたらしてくれます。
- 【名前】三段壁洞窟
- 【住所】和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
- 【電話】0739-42-4495
ジャイアントパンダに会える観光地!「アドベンチャーワールド」
アドベンチャーワールドでは海や陸に住む、約64種の動物に会うことが出来る施設です。ジャイアントパンダを近くで見ることが出来るツアーの他に、海の生物のパフォーマンス、エサやり体験など可能です。
ツアーや体験は約14種類あるので、家族連れやカップルで楽しめます。海と陸の動物を1度に見られる施設は少ないので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 【名前】アドベンチャーワールド
- 【住所】和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
- 【電話】0570-06-4481
- 【営業】時期により異なる
- 【料金】大人:4,500円、65歳以上:4,000円、中・高校生:3,500円、4歳~小学生:2,500円
和歌山の観光地・まとめ
和歌山は熊野古道や総本山金剛峰寺、友ヶ島、和歌山城、熊野那智大社、三段壁洞窟のように歴史を実感出来る観光地が多くあります。
歴史的建造物を眺めて昔の人々に想いを巡らせたり、歴史を知ってから観光地を周るのも楽しそうですね。
また、ポルトヨーロッパやアドベンチャーワールドなどのテーマパークもあるので、アトラクションに乗ったり動物と触れ合うのもオススメです。
自分にあった観光プラン考えて、和歌山旅行を楽しんでくださいね。