「もっとワインについて知りたい!「もっとワインを楽しみたい!」という方は、ワイナリー見学をしてみてはいかがでしょうか?
世界から高い評価を得ている国産ワインは、日本各地にある大小様々なワイナリーから誕生しています。ワインの歴史や醸造工程などについて知識を深めることで、ワインをより楽しむことができます。
この記事では、おすすめのワイナリーや見学の楽しみ方・注意点について紹介するので、ワイナリー見学に興味のある方は是非参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ワイン-ガラス-ホワイト-1761613/)
ワイナリーの見学の種類について
日本には数多くのワイナリーが存在しており、ワインの醸造工程を見学できるワイナリーも沢山あります。
一概にワイナリー見学と言っても、ふらっと立ち寄って試飲したり、じっくりとワインについて学んだりとワイナリーによって内容も様々です。
また、見学するワイナリーによって所要時間・見学料金も異なり、数十分から1時間以上掛かる所、無料で見学できる所もあります。
季節によって見学内容が変更する場合もあるので、事前に見学内容を確認し、目的に合ったワイナリーを選択するようにしましょう。次の章からは、ワイナリーの楽しみ方について紹介していきます。
ワイナリー見学で「ワインの歴史」「醸造工程」を学ぼう!
よりワインを楽しむのであれば、ワインへの知識を深めておきましょう。ワイナリー見学は、大きく分けて2種類のパターンに分けられます。
- 自由見学
- ガイド付きの見学
自由見学の場合、パネルや展示品などからワインの歴史・醸造工程について学ぶことができます。自分のペースで回りたい方・じっくりとワインについて学びたい方は、自由見学がおすすめです。
ガイド付きの見学の場合、分かりやすく具体的な説明をしてくれるので、ワインについて詳しくない方もより知識を深めることができるでしょう。
ワイナリーを見学すると、ワインがとてもデリケートな飲み物だと実感します。ワインの繊細さを知る・知らないでは、ワインの味わいも変わってくるでしょう。
ワイナリーと共に「ぶどう畑」も見学しよう!
ワインの味は、ぶどうの出来で左右されると言っても過言ではありません。必ずぶどう畑がある訳ではありませんが、山梨県や北海道など、ぶどう栽培に適した地域であれば専用の畑があるワイナリーもあります。
季節によって畑の姿は異なり、四季折々の景色を楽しむことができます。醸造工程だけでなく、ワインの主原料となるぶどうへの知識も深めることで、ワインにより親しみが湧くようになるでしょう。
中には、「ぶどうの収穫」や「ぶどう踏み」を体験できる施設もあるので、特に家族で見学する方は子供と楽しめるのでおすすめです。
ぶどう踏み:搾汁するために、足でぶどうを踏む行為。ワイン造りの伝統的な作業工程の1つ。(近年は機械で搾汁することが多い)
ワイナリーを見学したら「テイスティング」を楽しもう!
ワイナリー見学の最大の楽しみといえば、テイスティングですよね。各ワイナリーにて醸造されたオリジナルワインや希少なワインを試飲することができます。
- 色:少しグラスを傾ける(白色の背景に当てるとより色が際立つ)
- 香り:1回目→グラスを回さず香りを確認・2回目→少しグラスを回し空気を含ませて香りを確認
- 味:一口含み、口の中で転がすように味わう
ワインをテイスティングする際は、上記のようにすることで「色」「香り」「味」を楽しむことができます。
テイスティングルームに担当の方がいるのであれば、ワインの楽しみ方やテイスティングについてより詳しく学ぶことができるでしょう。
料理とワインの「マリアージュ」も楽しもう!
レストランが併設されているワイナリーであれば、料理とワインのマリアージュ(組み合わせ)を楽しむことができます。
ただ食事を楽しむのも良いですが、どの料理にどのようなワインが組み合わされているのか注目しておくと良いでしょう。
マリアージュの知識が深まれば、外食や自宅でワインを楽しみたい時、どのワインを選べば良いのか参考にすることができます。
せっかくワイナリーに来たのであれば、料理やシーンに合ったワインの選び方を質問しておくと今後の役に立つでしょう。
「体験」ができるワイナリー見学も人気!
先程紹介した「ぶどう踏み」のように、見学と併せて体験ができるワイナリーも人気です。
内容は様々ですが、ワインの「ボトル詰め」や「ラベル貼り」などができるワイナリーがあり、小さなお子さんも楽しむことができます。
自分が参加して出来上がったワインは、どんなに高級なワインよりも特別なものとなるでしょう。大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
見るだけでも十分に楽しいワイナリーですが、体験することで思い出もより濃くなります。知識を深めるのも大切ですが、ワインを通じてその時を楽しむことが1番大切です。
ワイナリー見学での注意点
特別用意する物はありませんが、ワイナリー見学を検討している方は以下のことに注意しておきましょう。
- ワイナリーによっては予約が必須(人数制限を設けているワイナリーもある)
- 未成年者の場合、年齢確認を行う場合がある(アルコールの試飲・購入不可)
- 季節によって見学内容が変わる場合がある
ワイナリーによって「予約」「料金」「人数制限」などルールが異なるので、必ず見学内容を確認しておきましょう。尚、ワイナリーを見学する際は、歩きやすい靴の方がおすすめです。
アルコールを接種した方は、絶対に車を運転しないで下さい。また、飲み過ぎなどにより周りの方に迷惑をかけないよう注意しましょう。
「日本ワイナリーアワード」受賞のワイナリーもおすすめ!
「どのワイナリーに行けば良いんだろう」と迷っている方は、「日本ワイナリーアワード」を参考にしてみると良いでしょう。
日本ワイナリーアワード:試飲能力に優れ、ワインに精通した審査員によって与えられる賞
審査対象となるワイナリーは、設立またはぶどうの植え付けより5年以上経過した国内ワイナリーのみとなります。尚、日本ワイナリーアワードは、以下の4段階評価に分かれます。
- 5つ星:多くも銘柄・ヴィンテージにおいて傑出した品質を生み出すワイナリー
- 4つ星:全般的に良質・安定感があり、傑出したワインも生み出しているワイナリー
- 3つ星:良質・安定感があり、安心して購入できるワインを生み出すワイナリー
- コニサーズワイナリー:評価に値するワインを生み出すワイナリー
おすすめのワイナリー
最後に、ワイナリーやぶどう畑を見学できるおすすめのワイナリーを紹介します。
下記のワイナリーは、先程紹介した「日本ワイナリーアワード(2019)」において最高評価である「5つ星」を受賞したワイナリーとなります。
尚、ワイナリーによって見学内容が異なるので、各公式サイトにて詳細情報をご確認下さい。
- 山形県:(有)タケダワイナリー/タケダワイナリー(案内付き見学)
- 山梨県:勝沼醸造(株)/ARUGA(案内付き見学・自由見学)
- 山梨県:サントリーワインインターナショナル(株)/サントリー登美の丘ワイナリー(自由見学)
- 山梨県:丸藤葡萄酒工業(株)/ルバイヤートワイン(自由見学)
- 大分県:三和酒類(株)/安心院葡萄酒工房(自由見学)
ワイナリー見学のまとめ
今回は、おすすめのワイナリーや見学の楽しみ方について紹介しました。ワイナリーを見学することでよりワインへの知識が深まり、今まで以上にワインを楽しむことができるでしょう。
ワイン好き・お酒好きの方であれば、好きな銘柄を醸造しているワイナリーへ行くのも楽しそうですね。
また、熟成方法やぶどうの品種によってワインの味・香りが異なるので、ワイナリー巡りをしてみるのもおすすめです。
ワイナリー見学で山梨県を訪れる際は、ぜひ山梨の観光地にも足を運んでみてくださいね!