アメリカの準州であるグアムは、日本から約4時間ほどで行ける人気リゾート地です。ワクワクする反面、治安が心配な方も多いと思います。
本記事では、グアムの治安について解説していきます。グアムでの注意点、防犯対策も紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/リゾート-グアム-ビーチ-1151193/)
グアムの治安は?
比較的治安が良いと言われるグアムですが、犯罪やトラブルに巻き込まれている人もいます。
被害に遭わないためにも、グアムの治安を認識し、用心しておくことが賢明です。
- 殺人事件:3件
- 強盗事件:156件
- 強姦事件:103件
- 傷害事件:341件
- 窃盗事件:3,741件
- 薬物事件:494件
参考:外務省 海外安全ホームページ(2017年〜2019年の犯罪件数は未発表)
犯罪件数を見てみると、窃盗事件が圧倒的に多いです。また、強盗・傷害事件などの凶悪事件も発生しています。次の章からは、特に注意するべき犯罪を紹介していきます。
【グアムの治安】注意すること①スリ・置き引き
窃盗の中でも特に注意したいのが、スリ・置き引きです。観光客を狙った窃盗事件も起きているので、荷物の管理には十分注意しましょう。
- 空港
- ホテル
- レストラン
- ショッピング・センター
- ビーチ
ビーチで遊泳する時は、荷物のみを残さないようにしましょう。監視者を付けたり、ホテルのフロントに預けたりすることで被害を防ぐことができます。
また、空港や観光スポットなど、人が集まる場所での被害が多いです。貴重品は必ず身に付け、荷物からは目を離さないようにしましょう。
【グアムの治安】注意すること②ひったくり
グアムでは、スリや置き引きだけでなく、ひったくりにも注意が必要です。
実際に、走行中の車やバイクから、歩行者の荷物をひったくる事件が発生しています。
近づいてくる車やバイクには十分注意し、車道側に荷物を持たないようにしましょう。
また、ブランド品や多額の現金を持ち歩かないのが無難です。リスクを減らすためにも、予め対策をしておきましょう。
犯人に抵抗すると、引きずられたり、車内に連れ込まれたりする可能性があります。危険な抵抗は避け、身を守ることを優先しましょう。
【グアムの治安】注意すること③車上荒らし
グアムでは、レンタカーを借りて観光する方も多いと思います。レンタカーを狙った車上荒らしも多いので、荷物の管理には注意が必要です。
窓を割られるケースも多く、施錠すれば安全という訳ではありません。また、荷物が見えないトランク内でも、こじ開けられてしまう可能性があります。
基本的には、車内に荷物を残さないのが無難です。ビーチや観光スポットに行く方は、予め荷物を最小限にしておきましょう。
ショッピング・センターの駐車場でも車上荒らしが発生しています。貴重品は車内に残さず、必ず携行しましょう。
【グアムの治安】注意すること④女性を狙った犯罪
グアムでは、片言を含め日本語を話す人が非常に多いです。親切な方もいますが、観光客を狙った犯罪もあります。
特に女性の方は注意が必要です。現地の人や旅行者に声を掛けられ、窃盗・強姦事件などに発展する危険性があります。
手口は巧妙かつ多種多様なので、声を掛けられた際は十分に警戒しましょう。声を掛けられても、安易に信用したり、行動を共にしたりしないようにしてください。
また、単独行動は危険性が高まるので、なるべく複数人で行動するようにしましょう。
【グアムの治安】危険なエリア
比較的治安の良いグアムでは、危険が突出しているエリアはありません。しかし、日本の治安とは異なるので、油断は禁物です。
観光客が多いタモンエリアでは、スリや置き引きが多発しており、観光客を狙った犯罪も多いです。ビーチでは、車上荒らしや強盗が発生しています。
また、夜間の外出や人通りが少ない場所にも注意が必要です。日中よりも危険が増し、凶悪犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
危険なエリアはありませんが、身近に危険が潜んでいることを認識しておきましょう。
【グアムの治安】防犯対策
グアムで楽しく過ごしていても、被害に遭っては台無しです。予め対策をしておくことで、リスクを減らすことができます。
- ブランド品・多額の現金を持ち歩かない
- 車内に荷物を置いておかない
- ホテルの部屋でも貴重品を出しておかない
- ナンパ・勧誘には警戒する
- 夜間の外出には注意を払う
- 単独行動は控える(特に女性のみは危険)
- 人が少ない場所・路地には行かない
どんなに警戒していても、盗難・紛失の可能性はあります。もしもの場合に備えて、予備のクレジットカード、パスポートなどのコピーを用意しておきましょう。
あなたが加害者に?知っておきたいグアムのルール
あなたが被害者となるケースだけでなく、加害者となってしまうこともあります。グアムのルールに従い、罰せられないように注意しましょう。
- 21歳未満の飲酒・アルコール飲料購入は禁止
- 児童虐待・家庭内暴力
- 公共の場での騒動(飲酒トラブルなど)
- 痴漢行為
特に児童虐待には注意が必要です。しつけで叩く行為は、児童虐待として見做され、警察に通報される可能性があります。
また、12歳未満の子供をホテルの客室などに放置する行為は違法となります。
交通事故にも注意!
車社会であるグアムでは、交通事故にも気をつけましょう。車両の優先傾向が強く、歩行者をあまり気にしていない車も多いです。
「No Turn On Red」という標識が無い道路では、赤信号でも右折可能です。信号だけでなく、車両も確認してから横断するようにしましょう。
歩行者側に非がある場合、人身事故に遭ったとしても、歩行者側に賠償責任が生じることもあります。
また、車を運転する方も注意が必要です。左ハンドル・右側通行であり、日本とは反対になります。シートベルトは全員着用、チャイルドシートも義務化されています。
グアムの治安まとめ
比較的治安が良いと言われるグアムですが、日本の治安とは異なります。特に窃盗被害が多く、観光客を狙ったケースも多いです。
ブランド品や多額の現金は持ち歩かず、最小限の荷物で観光しましょう。事前に防犯対策を行い、リスクを減らすことが大切です。
また、ビーチやプールに行く方は、ホテルのフロントに預けておくのも対策の1つです。もし、預けることができない場合は、監視役を付けるようにしましょう。