西海岸にあるサンフランシスコは、「気温が高い」「夏は暑そう」とイメージする方も多いと思います。
実際は、それほど気温が高くなく、1年中観光しやすい気温を保っています。しかし、雨季や気温が上昇する時期があるので注意が必要です。
本記事では、サンフランシスコの気温や気候について紹介します。時期に合った服装も紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい。
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サンフランシスコの気候
地中海性気候のサンフランシスコは、日本のようにはっきりとした四季がなく、1年を通して過ごしやすい気候です
西海岸と聞くと暑そうなイメージがありますが、夏は気温が低く乾燥しています。また、冬は温暖であり、降水量が多いのが特徴です。
サンフランシスコは、「霧の街」としても有名です。特に夏の朝晩には、深い霧が多々発生します。
日中は暖かくても、朝晩の気温差があるので、体調管理には注意が必要です。
サンフランシスコの気温
サンフランシスコの気温は、1年を通して温度差が少ないのが特徴です。
夏の平均最高気温が22℃前後であり、日中も25℃を超えることが少ないです。
また、冬の最高平均気温は15℃前後・平均最低気温は7℃前後であり、雪が降ることはほとんどありません。
下記の表は、月ごとの平均気温(平年値)です。多少の温度差はありますが、1年中過ごしやすい気温を保っています。
月 | 月平均気温(℃) |
1月 | 10.1 |
2月 | 11.6 |
3月 | 12.7 |
4月 | 13.8 |
5月 | 15.3 |
6月 | 16.8 |
7月 | 17.5 |
8月 | 18.0 |
9月 | 18.2 |
10月 | 16.4 |
11月 | 13.2 |
12月 | 10.3 |
サンフランシスコの降水量
サンフランシスコは、1年を通して雨の日が少ないです。ただし、11月から3月頃までは、雨季となります。
下記の表は、月ごとの降水量(平年値)です。雨季の中でも、12月から2月にかけて、降水量が多くなります。
逆に6月から8月頃は、ほとんど雨が降りません。観光する時期によっては、雨具の携帯が必要です。
月 | 月降水量(mm) |
1月 | 100.7 |
2月 | 105.8 |
3月 | 70.3 |
4月 | 32.3 |
5月 | 14.4 |
6月 | 3.1 |
7月 | 0.1 |
8月 | 1.1 |
9月 | 4.4 |
10月 | 22.8 |
11月 | 58.6 |
12月 | 103.5 |
乾季のサンフランシスコ(4〜10月):気温と服装
乾季の時期は、平均最高気温が約21℃、平均最低気温が約12℃です。
若干の気温差はありますが、4月から10月までは乾期であり、温暖な気候を保っています。
ただし、朝晩は冷え込み、日中との気温差が10℃近くなることもあります。体調管理には注意が必要です。
基本的には、日本の春先から初夏に着る服装で問題ありません。朝晩に活動する方は、カーディガンやパーカーなど、羽織るものを用意しておきましょう。
雨季のサンフランシスコ(11〜3月):気温と服装
雨季である11月から3月は、少し気温が下がります。日中は15℃前後、最低気温も7℃前後なので、日本と比べたらそこまで寒くありません。
服装は日本の秋に着るような、セーターやカーディガンがおすすめです。また、海や風の影響により、体感温度が低く感じることもあります。
厚手の物は必要ありませんが、コートやジャケットも用意しておきましょう。
注意しておきたいのは、雨の状況です。ほとんど雨が降らない年もあれば、大雨が降る年もあります。雨具も必要ですが、必ず気象情報を確認しましょう。
インディアンサマー(9・10月):気温と服装
夏でも涼しいサンフランシスコですが、9月・10月には「インディアンサマー」という気温が最も高くなる時期があります。
1番暑い時期とは言え、最高気温が30℃を超えることはほとんどありません。基本的には25℃前後なので、日本の夏と比べたら過ごしやすいです。
日中は薄着でも過ごせますが、朝晩は冷え込むので注意が必要です。いきなり気温が下がることもあるので、薄手の羽織る物も用意しておきましょう。
インディアンサマーは、数日間続きますが、毎年時期が異なります。サンフランシスコへ行く前に、気象情報を確認しておきましょう。
サンフランシスコのベストシーズン
1年中観光しやすいサンフランシスコですが、ベストシーズンは、5月から10月です。
平均最高気温も22℃ほどなので、心地良い気温の中で観光することができます。
また、乾季であるため、雨の日が非常に少ないです。特に6月から9月にかけては、ほとんど雨が降りません。
ただし、朝晩は冷え込むので、体調管理には注意が必要です。日本の夏とは異なるので、薄手の羽織る物を用意しておきましょう。
気温は低いけど、日差しには注意!
サンフランシスコは、非常に日差しが強いので、日焼け対策が必要となります。
日焼け止めを塗らずに出歩くと、すぐに日焼けします。曇りの日でも、外に長時間いる場合は注意が必要です。
日本のような暑さではないので、長袖の服で紫外線をカットするのもおすすめです。また、帽子やサングラスがあると、より快適に観光することができます。
ちなみに、日本のように日傘を差している人は、ほとんど見かけません。
サンフランシスコは乾燥しやすい!
サンフランシスコは、1年中乾燥しやすい気候なので、時期を問わずケアが必要です。
特に女性の方は、肌のトラブルが気になると思います。保湿クリームやパックなど、ケア用品は必須です。
現地でも購入できますが、肌に合わなかったり、匂いが気になったりする場合があります。
成分によっては、炎症が起きてしまうこともあるので、日本で用意しておくのがおすすめですよ。
呼吸器系(口や鼻)が乾燥すると、防御機能が低下して、ウィルスが体内に入りやすくなります。こまめな水分補給も行いましょう。
サンフランシスコの気温まとめ
サンフランシスコには、はっきりとした四季がありません。1年を通して温暖な気温を保っています。
注意したいのは、朝晩の冷え込みです。気温差により、体調を崩すこともあります。体温調節がしやすい服装で、観光を楽しみましょう。
また、雨季である11月から3月頃の観光は、雨具の携帯が必要です。日本のように、機能的な雨具は少ないので、予めレインコートや折り畳み傘を用意しておきましょう。