飛行機で海外に行くときは、日本からの直行便の有無や飛行機の料金が気になりますよね。この記事では、フィラデルフィアへの移動手段や飛行機の料金、所要時間について紹介していきます。
ペンシルベニア州の南東にあるフィラデルフィアは、ニューヨークとワシントンDCの中間あたりに位置する町です。治安も良好で、全米で最も多くの学生を持つ都市のひとつです。
フィラデルフィア美術館の階段は、映画「ロッキー」でシルベスター・スタローンがトレーニングのために駆け上がるシーンで有名ですね。
記事の中では、空港からの移動手段や日本との時差等、詳しい情報についても紹介するので、ぜひ参考にして下さいね。(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/philadelphia-skyscraper-skyline-4643451/)
【日本ーフィラデルフィア】直行便あるの?
いざ行くとなると、日本からフィラデルフィアへの直行便が運航しているかどうかが、一番気になりますよね?
残念ながら2020年3月現在、日本からフィラデルフィアへの直行便は運航していません。
フィラデルフィアへ行くには、アメリカの都市を経由し、国内線へ乗り換えるのが一般的です。できるだけ短い時間で到着するには、効率よく経由便・乗り継ぎ便を利用する必要がありますね。
ここからは、日本からフィラデルフィアまでの経由便・乗り継ぎの飛行時間について紹介していきます。
【日本ーフィラデルフィア】乗り継ぎ便と飛行機の所要時間
日本からフィラデルフィア国際空港(PHL)まで、経由・乗り継ぎが1回の経路を表にまとめました。日本から各経由地までは、直行便が運航しています。
航空会社 | 路線 | 所要時間 |
アメリカン航空(AA) | ボストン → フィラデルフィア | 1時間37分 |
アメリカン航空(AA) | 成田、羽田 → ダラス・」フォートワース | 11時間35分 |
ダラス・フォートワース → フィラデルフィア | 3時間5分 | |
アメリカン航空(AA) | 成田、羽田 → ロサンゼルス | 10時間5分 |
ロサンゼルス → フィラデルフィア | 5時間2分 | |
デルタ航空(DL) | 成田、羽田 → デトロイト | 11時間53分 |
デトロイト → フィラデルフィア | 1時間45分 | |
ユナイテッド航空(UA) | 成田、羽田 → シカゴ | 11時間44分 |
シカゴ → フィラデルフィア | 2時間10分 | |
ユナイテッド航空(UA) | 成田、羽田、関空 → サンフランシスコ | 9時間28分 |
サンフランシスコ → フィラデルフィア | 5時間25分 | |
エアカナダ(AC) | 成田、羽田 → トロント | 12時間2分 |
トロント → フィラデルフィア | 1時間27分 |
上記の一覧表の飛行時間には、乗り継ぎ時間が含まれていませんので、フィラデルフィアまでの移動時間はさらに時間がかかります。飛行機を予約する際には、必ず乗り継ぎ時間の確認した上で予約してださいね。
【日本ーフィラデルフィア】飛行機の料金
下記の料金は、羽田空港(HND)からフィラデルフィア国際空港(PHL)への往復料金です。時期によって料金が変わるので、参考料金としてくださいね。(2020年3月:Expediaで検索)
航空会社 | 経由地(乗り継ぎ時間) | 料金 |
アメリカン航空(AA) | ロサンゼルス(2時間21分) | 175,000円 |
ユナイテッド航空(UA) | シカゴ(1時間35分) | 189,000円 |
飛行機に掛かる料金は、予約する時期やシーズン、乗り継ぎ時間によっても大きく変動します。航空券の早割を受けたり、観光シーズンを避けたりすれば、さらに安くすることもできますよ。
【日本ーフィラデルフィア】コードシェア便とは?
飛行機を予約しようとした際にコードシェア便という言葉を見たことがありませんか?コードシェア便とは、一つの飛行機に複数の航空会社の便名で運航されている便のことです。 共同運航便とも呼ばれています。
実際に運行しているのは1つの航空会社で、他の航空会社は共同運航する飛行機の座席を販売して利益を得ます。飛行機には異なる会社の便名がつきますので、それを不思議に思う方もいるかもしれませんね。
コードシェア便では、自社が持っていない路線を他社と共同運航しています。運航面を他社に任せる形で販売することが可能となり、無駄なコストをかけずに路線や便数を増やすことができます。
飛行機でフィラデルフィア到着後の手段は?①バス
ここからはフィラデルフィア国際空港から市内中心部までのアクセスについて解説します。フィラデルフィア国際空港は市内中心部から約12km、南西に位置する場所にあります。
バスは市内各所に運行している公共バスがあります。SEPTA(セプタ)というペンシルベニア州南東部交通局が運行しています。運航支払いは乗車時です。
バスの乗り場は、フィラデルフィア国際空港のターミナルAイースト、B、C、D、Eの手荷物引取所を出たゾーン1にあります。料金は2.5ドル(約250円)です。
- 【37】チェスター・トランスポーテーション・センター行き
20~60分間隔で24時間運行。終点まで約30分。 - 【108】69番街行き
20~60分間隔で24時間運行。終点まで約60分。 - 【305】ダービー・トランスポーテーション・センター行き
4:49~00:26(土日5:51~00:24、日~1:00)の約60分間隔で運行。終点まで約25分。
飛行機でフィラデルフィア到着後の手段は?②電車
空港から市内へ運行している近郊電車があります。バスと同様にSEPTA(セプタ)というペンシルベニア州南東部交通局が運行しています。チケットは駅の券売機で購入、支払いは現金のみです。
電車の乗り場は、各ターミナル到着階を出て道を渡ったところにあります。表示に従って進めば問題なくたどり着けると思いますよ。
- 5:07~12:07の約30分間隔で運行。マーケット・イースト駅まで約25分。
- センターシティーステーションで8ドル(約800円)、その他のSEPTA駅で9.25ドル(約925円)。
飛行機でフィラデルフィア到着後の手段は?③タクシー
市内中心部までは定額制で、その他エリアはメーター制です。市内まで定額制で行けると、金額が思ったより高くならないか不安にならなくて良いですね。
市内までは28.5ドル(約2850円)、メーター制となるエリアへは最低料金の10ドル(約1,000円)からの料金です。市内中心部までは、渋滞やトラブルがなければ約20分ですよ。
タクシー乗り場は、各ターミナル到着ロビーを出たゾーン5です。バスや電車と比較するとお金はかかりますが、タクシーがオススメです。運行時刻や路線を、気にしなくて良いのでストレスが少ないですよ。
日本とフィラデルフィアの時差はどのくらい?
日本とフィラデルフィアの時差は、14時間です。サマータイムの期間は、13時間となります。
日本の方が時間が進んでいるので、日本の時間から14時間または13時間(サマータイム)を引けば、フィラデルフィアの時間が分かります。
- 日の出時刻が早まる時期に、時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的とした制度。
- アメリカでは通常「デイライト・セービング(Daylight Saving Time(DST)』」と呼ばれている。
- 期間は、3月の第2日曜日(午前2時)から11月の第1日曜日(午前2時)まで。
飛行時に乗る前に!アメリカ入国前には「ESTA」が必要
海外へ行くとき、パスポートの有効期限やビザの要否を確認しますよね。アメリカに入国するには、ESTA(エスタ)の取得が必要です。
ESTA(エスタ)はアメリカの電子渡航認証システムのことで、入国カードと同じ働きをし渡航者の中に危険人物が含まれていないかどうかを、事前に把握するための米国政府が導入したシステムです。
- 有効期間内であれば何度でも利用することができる。
- 最長連続滞在日数は90日間、一度出国すればこの日数はリセットされる。
- アメリカを経由し、第三国へ移動する場合も必要である。
- 他に有効なアメリカのビザを保持している場合、ESTAは不要である。
- ESTA登録内容とパスポート情報は合致していなければならない。
- ESTAには書面等が無く、渡航時には旅券のみ提示すれば良い。
- 年齢問わず、1人1人が登録しなければならない。
- ESTAを利用してアメリカで働いてはならない。
- ESTAを取得しても必ずアメリカに入国できる訳ではない。(入国審査有り)
- 申請に掛かる料金は14ドル(約1,400円)。
ESTA(エスタ)申請:国土安全保障省
【日本ーフィラデルフィア】飛行機まとめ
日本からフィラデルフィアまでは、直行便の運航がありません。経由便・乗り継ぎ便での移動は、乗り継ぎ時間を含めるとどうしても長時間の移動となってしまいますので、移動時間もできるだけ楽しみたいですね。
乗り継ぎ回数が多い便や、乗り継ぎ時間の長い便を利用すると、航空券の値段を安く抑えることもできます。ただ移動時間が長くなってしまうと、疲労が蓄積し旅行やビジネスに影響が出てしまいます。
移動時間と予算とのバランスを踏まえた上で、より良い航空券の予約をしてくださいね。この記事を見て、フィラデルフィアへの旅が、快適で楽しいものになれば幸いです。