「宮城観光で温泉にいきたいなぁ…」と考えているそこのあなた!宮城には魅力的な温泉地がいくつもあるんです。エリア別で9ヶ所紹介するので、目的地付近の温泉を見つけて、旅の疲れを癒しにいきませんか?
(トップ画像出展:https://www.photo-ac.com/main/detail/1235340?title=%E4%BC%8A%E9%81%94%E6%94%BF%E5%AE%97%E5%85%AC)
仙台エリア① 宮城で温泉といえばここ!『秋保温泉』
仙台市街地から車で30分とアクセス良好の人気温泉地です。その歴史は古く、古墳時代には存在していたという説もあります。
有馬温泉(兵庫県)や道後温泉(愛媛県)と合わせて“日本三名湯”と呼ばれ、その昔皇室から『御湯』の称号を与えられたほどです。
周辺には秋保大滝や磊々峡(らいらいきょう)などの自然あふれる観光スポットや、仙台市天文台や国営みちのく杜の湖畔公園といった施設があります。
仙台エリア② 秋保に負けない名湯あり!『作並温泉』
仙台の奥座敷と称された作並温泉ですが一時期は秋保温泉を凌ぐ人気温泉街で、刺激が少なく肌に優しい泉質から『美女づくりの湯』と呼ばれています。
正岡子規や土井晩翠といった数々の著名な文化人がこの名湯を愛し、心身を癒していきました。
広瀬川のせせらぎを聴きながら周辺散策すると、通称ゴリラ山と呼ばれている鎌倉山や、鳳鳴四十八滝などの豊かな自然に出会えたり、ニッカウヰスキー仙台工場の見学やウイスキーの試飲体験も出来ます。
仙台エリア③ 日本三景を一望できる贅沢『松島温泉』
その景色の美しさから古来より人々を魅了してきた日本三景のひとつ、松島。
温泉が初めて発見されたのは2007年と比較的最近で、地下1500m地点に湧いたこの温泉は、古生代の地熱によって温められているという説から『太古天泉 松島温泉』というキャッチコピーがついています。
ゆっくり温泉に浸かりながら松島の風景を眺めていると、思わず俳句を一句読んでみたくなるかもしれません。
県南エリア① 宮城県白石市の隠れた名湯『鎌先温泉』
昔、地元の人が草刈りをしていたら鎌の先で温泉を掘り当てたことが名前の由来とされる鎌先温泉。旅館数は5軒と少なめですが、昔懐かしい風情ある景観でノスタルジックな気分に浸ることが出来ます。
茶褐色ににごった温泉は体がよく温まり外傷に効果があると評判で、湯治目的で利用される方が数多くいます。
白石市内から車で15分程度でアクセス出来る立地の良さも魅力のひとつで、白石市内を観光してから疲れを癒しに行くのが良いです。
県南エリア② 宮城名物のこけしも有名な『遠刈田温泉』
蔵王連峰の麓に広がる遠刈田温泉は、足腰を癒す効果があるとされていて、登山客の宿泊地として親しまれてきました。
宮城名物のこけし発祥の地としても有名で、街中にはこけし製造工場やこけし資料館、橋の前に大きなこけしのオブジェが設置されている等、こけしだらけになっています。
毎年6月に『大道芸フェスティバルin遠刈田』が催されており、温泉と一緒にお祭りを楽しむことが出来ます。
県南エリア③ 入ると病気が全快!?『青根温泉』
アオヌキの根元から温泉が湧き出たことからその名がついた青根温泉は、病人が弥陀の名号を唱えながら入浴するとたちまち病気が治ったという伝承が残されている名湯です。
標高約800mの山あいにある温泉なので、蔵王連峰からの壮大な景色を眺めることが出来ます。
車で20分ほどかかりますが周辺にはキャンプ場や自然公園、渓流釣りや登山コースなど家族でも友達でも楽しめるレジャーが充実しています。
また、宮城県の有名な観光スポットである御釜にも車で40分ほどでいけるのも魅力のひとつです。
県北エリア 宮城県大崎市を代表する『鳴子温泉』
奥羽三名湯のひとつである鳴子温泉は、5つの温泉地が集まる鳴子温泉郷の中心的存在で、規模も大きく連日にぎわっています。
鳴子温泉郷には他にも『東鳴子温泉』『川渡温泉』『中山平温泉』『鬼首温泉』があり、各地をお得に巡れる“湯めぐりチケット”を利用すれば泉質の違う温泉を気軽に楽しむことができます。
また、遠刈田温泉と同じくこちらもこけしが有名で、首を回すと「キュッ、キュッ」と音が鳴るのが特徴です。こけし作りを体験できる施設もあります。
三陸エリア① 宮城では珍しい海底から湧き出た『南三陸温泉』
太平洋沿岸の地下2000mに湧き出た天然温泉、南三陸温泉は三陸海岸沿いに作られたホテル『南三陸ホテル観洋』で楽しめます。
目の前に広がる太平洋の大パノラマ、波の音と潮風を感じながらゆっくりと浸かれば体の芯から温まって心地よい時間を過ごせます。
温泉で疲れを癒したら新鮮な海産物に舌鼓。港町にある温泉ならではの楽しみ方です。
『志津川湾観光船』でホテルの前に広がる南三陸の海をゆったりとクルージング出来ます。リアス式海岸の歪な岬を眺めたり、ウミネコとの触れ合いを楽しめます。
三陸エリア② 宮城県北部の『気仙沼温泉』は体が浮く!?
最後に紹介するのは、“浮遊浴”というちょっと珍しい体験が出来る気仙沼温泉です。
その秘密は、泉質が『塩化物強塩泉』という海水に似た成分を含んでいる温泉だからなんです。口に入ってしまうと海と同じく塩辛いですが、普通の入浴よりもリラックス出来るので疲れが吹っ飛ぶこと間違いなしです。
周辺にはシャークミュージアムや魚市場など地元名産の海産物を扱った施設や、街並みを一望できる安波山、2019年4月に開通した気仙沼大島大橋等があり豊かな自然を心ゆくまで満喫出来ます。
宮城県の温泉情報まとめ
宮城県のいたるところに魅力的な温泉地があり、街中・山・海と各所でその場所ならではの楽しみ方があります。
宮城は美しい自然が豊富で、恵まれた環境に育まれ旨味を増した名産品である牛タンやずんだ、気仙沼のフカヒレや金華サバ等、美味しい食べ物が充実しているので、どこに出かけても大満足な旅行になることでしょう。
それでは、この記事が宮城県観光を計画している人々の参考になれば幸いです。