「クアラルンプールの観光中に雨が降ったらどうしよう・・・雨をしのげる屋内観光地はないかな」
クアラルンプールは乾季・雨季に関わらず、1年を通してスコールが降ることがあります。バケツをひっくり返したような雨の中、外で観光をするのは大変ですよね。
そこで、当記事では雨をしのげる屋内の観光地を8つ紹介します。「乾季に行けば、スコールは関係ない」と思っているそこのあなた!
クアラルンプールは乾季でもスコールが降ることがあるので、乾季だからといって油断はできませんよ。クアラルンプールに観光する方はぜひ参考にしてくださいね。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/カップル-雨-サンシェード-傘-4602505/
クアラルンプールの気候は?雨季はいつ?
旅行へ行く際に気になるのは、旅先の気候ですよね。気温はどのくらいなのか、雨はどのくらい降るのか気になるところです。そこで、クアラルンプールの気候について、紹介しますね。
月 | 最低気温(℃) | 最高気温(℃) | 湿度(%) | 降水量(mm) |
1月 | 25 | 33 | 77 | 232 |
2月 | 25 | 34 | 79 | 364 |
3月 | 25 | 33 | 79 | 263 |
4月 | 26 | 34 | 79 | 225 |
5月 | 26 | 34 | 77 | 313 |
6月 | 26 | 34 | 69 | 23 |
7月 | 25 | 33 | 74 | 164 |
8月 | 25 | 33 | 74 | 92 |
9月 | 25 | 33 | 75 | 141 |
10月 | 25 | 33 | 80 | 459 |
11月 | 25 | 32 | 84 | 684 |
12月 | 25 | 32 | 84 | 455 |
クアラルンプールは1年を通して、最高気温が30度を超える常夏の地域です。湿度も高いため、日本の夏と同じような気候と思って良いでしょう。
乾季は3月から9月ごろまでであり、雨季は10月から2月ごろまでです。乾季でもスコールが降ることがあるので、折り畳み傘を持っていくと安心です。
- 乾季(3月から9月):雨季に比べて、気温の高い日が多い。スコールが降ることもある
- 雨季(10月から2月):ほぼ毎日スコールが降る。乾季に比べて、気温が低い日が多い
スコールは短時間で降り止むものの、バケツをひっくり返すような雨の中観光するのは億劫ですよね。そこで、雨が降っていても楽しめる観光地を紹介していきますね。
雨の日は水族館を観光!クアラルンプールのアクアリアKLCC
アクアリアKLCCは、世界最大級と評されている水族館です。当施設には約150種の、世界中の魚が展示されています。
1番の見どころは、全長90mに及ぶ水中トンネルです。頭上を泳ぐ魚を見ながら、歩くことができますよ。
KLCC駅と直結している「KLCCショッピングセンター」の連絡通路を渡ってアクセスできるので、雨の日でも濡れずに移動できますよ。
雨の日は芸術鑑賞!クアラルンプールのイスラム美術館
イスラム美術館は、イスラム美術や工芸品などを地域ごとに展示している美術館です。世界中の有名なモスクの模型やコーラン(イスラム教の聖典)、衣装などが展示されています。
日本では中々見られない展示品が多くあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
展示物も美しいのですが、イスラム美術館は内装も綺麗なのでぜひ見てもらいたいポイントです。幾何学文様などの装飾がされている天井などがあるので、建築物にも注目して見るのがおすすめです。
雨の日はプラネタリウム鑑賞!国立プラネタリウム
国立プラネタリウムは、モスクのような青いドームが特徴的な施設です。宇宙科学に関する展示物やマレーシア初の衛星の打ち上げに利用されたエンジン、スペースシャトルなどのパネルなどが飾ってあります。
展示物の中には、宇宙船に乗っているような体験ができるものまで!平衡感覚を保つのが難しい不思議な空間となっているので、ぜひ立ち寄ってもらいたいエリアです。
プラネタリウム鑑賞はお金が掛かりますが展示室への入場は無料なので、雨が止むまで見学しているのも良いですね。
マレーシアの歴史や自然が分かる!マレーシア国立博物館
マレーシア国立博物館は、マレーシアの歴史や自然に関する品を展示している博物館です。マレーシアの歴史を年代ごとに描いている壁画は見応えがありますよ。
当施設は1963年に建設された、伝統的なマレー様式です。展示物と一緒に、建物にも注目して見学してみるのも良いですね。
また月・火・木・金・土の週5日は、無料で日本語ガイドツアーを行っています。より詳しく知りたいという方は、ガイドツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
ガイドツアーは午前10時から約1時間程度であり、時間より前に博物館の1階ロビーに集合することで参加ができますよ。1日に1回しか行わないので、遅れないように注意しましょう。
アジア最大級のモスクを観光!国立モスク
国立モスクは、アジア最大級のイスラム教モスクです。青い14角形の屋根は、マレーシアの13州と首都であるクアラルンプールを表しています。
外観もさることながら、内装もとても美しいです。ステンドグラスや伝統的なイスラムの装飾を楽しむことができますよ。
イスラム教の戒律により、女性は無料のローブを被る必要があります。また短パンなど肌の露出がある格好をしている男性も、ローブを被るようにしましょう。
クアラルンプール最古のモスクを観光!マスジット・ジャメ
マスジット・ジャメは1909年にイギリス人建築家によって設計された、クアラルンプール最古のモスクです。白大理石と素焼きレンガからなる、ヨーロッパ的な雰囲気を残す施設です。
室内は飾りなどが少ない質素なデザインで、落ち着く空間となっています。装飾などは少ないものの照明などが美しいので、細部に注目して見学すると良いでしょう。
イスラム教の戒律により、女性はローブを被る必要があります。また短パンなど肌の露出がある格好をしている男性も、ローブを被るようにしましょう。(ローブの料金不明)
クアラルンプールのメイン観光スポット・ペトロナスツインタワー
ペトロナスツインタワーは、クアラルンプールの象徴的な建物です。個性的な尖塔は、イスラム教のモスクを模しています。
地上452mである当施設は、2棟からなるタワーとして世界一の高さを誇っています。
低階層エリアはショッピングモールとなっており、高級ブランド店やフードコートなどが入っていますよ。さらに展望フロアがあるので、クアラルンプールの街並みを鑑賞することも可能です。
景色が見たくても、30分以上は展望フロアを見学することができないので、スコールが止むまで待っていることはできません。雨だとガラスに雨粒があたり、少し見え辛くなるときもあります。
雨の日でも買い物を楽しめる観光地!セントラルマーケット
セントラルマーケットは、イギリス統治時代の1888年に建設された歴史ある建造物です。
もともと生鮮マーケットとして建てられましたが、現在では130店舗が軒を連ねるショッピングモールとして使用されています。
伝統工芸品から衣類、雑貨類などが売られているので、当施設でお土産を購入するのも良いですね。廊下のタイルなども美しいので、見て歩くだけでも楽しいですよ。
雨の日でも楽しめるクアラルンプールの観光地まとめ
雨の日でも楽しめる、クアラルンプールの観光地を8つ紹介しました。クアラルンプールは雨季がほぼ毎日、乾季でもスコールが降る日があります。
そのため、屋内の観光スポットをいくつかピックアップしておくと安心ですよ。
中でもおすすめなのが、クアラルンプールの建築物や宗教などが垣間見れる国立モスクとマスジット・ジャメです。年代が違うモスクは、建物の特徴なども違うので見比べてみると面白いですよ。